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石破首相、トランプ大統領との初会談で成果も…公用車と最側近の車の事故相次ぐ不吉
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トランプ大統領と初会談を終えた石破茂首相
「できることは全部やった。これで胸を張って帰国できる」
2月8日(日本時間)、アメリカのワシントンでトランプ大統領と初会談を終えた石破茂首相は、帰国の途につく前、周囲にこう語った。その表情は、緊張から解放されたこともあり、とても満足気だったという。
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「首相は会談に向けて麻生太郎元首相、岸田文雄前首相から助言を受け、外務省のアメリカ担当などと綿密な想定問答を練りました。効果はてきめんで、トランプ大統領は石破首相の説明に、熱心に耳を傾けていたということです。日本製鉄のUSスティール買収計画が『投資』になり、相互課税という懸案も残りましたが、沖縄・尖閣諸島に対して『日米安保条約5条が適用される』ことが確認され、日本の安全保障に米国が関与する言質を得るなど、事前の悲観的な見方を覆す、成果の多い会談になりました」(政治担当記者)
だが、「好事魔多し」と言えようか。石破首相の周囲で交通事故が多発している。
2024年12月1日、首相就任後、初めて地元の鳥取市へ「お国入り」をした石破首相。実家近くの神社に参拝後、鳥取空港に向かう途中で乗車していた公用車が先導する警察車両に衝突する事故を起こした。
「公用車には石破首相のほか、運転手の内閣府技官、首相秘書官ら4人が乗っていましたが、幸いにもけが人はいませんでした。その後の石破首相のスケジュールにも影響はなかったそうです」(社会部記者)
しかし、2月6日、訪米を控えた石破首相の公用車が、またしても事故を起こした。
「午前8時前、石破首相は農業関係者と意見交換をするため東京内幸町の帝国ホテルに到着しました。石破首相を降ろした公用車がバックした際、後ろにいた警護車にぶつかりバンパーを破損。林芳正官房長官は定例会見で『このような事故が発生しないよう努めていく』と2度めとなる『遺憾』を表明することになりました」(前出・政治担当記者)
ところが、今度は「石破首相の最側近」と言われる赤沢亮正経済再生担当相が乗った乗用車が、2月8日に事故を起こしたのだ。赤沢氏が乗る乗用車が県道で、対向してきた乗用車とすれ違った際にミラー同士が接触。両車のミラーが破損した。
「赤沢氏は、石破首相と同じ鳥取県選出の衆院議員です。2024年9月の自民党総裁選では、石破陣営の選挙対策本部事務総長を務めました。元国土交通省の官僚なので石破首相と官僚とのパイプ役になり石破首相の信頼も絶大です」(自民党関係者)
会談はある程度成功を収めたと評価できるが、周囲では何とも不吉な出来事が相次ぐ。政治も車も安全運転が大切だ。