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公明党・斉藤鉄夫代表、衆院選で自民候補独自推薦に「後悔しています」即答“温厚”“コワモテ”兼ね備えて増す存在感

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記事投稿日:2025.02.11 16:02 最終更新日:2025.02.11 16:02
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
公明党・斉藤鉄夫代表、衆院選で自民候補独自推薦に「後悔しています」即答“温厚”“コワモテ”兼ね備えて増す存在感

公明党代表の斉藤鉄夫氏(写真・共同通信)

 

 2024年10月の衆院議員選挙で、代表だった石井啓一氏が落選したことを受け、11月に公明党の新代表に正式就任した斉藤鉄夫衆院議員が、存在感を増している。

 

「公明党は、衆院選で議席を減らしたことから、新代表には“若返り”を求める声もありました。しかし『こういうときだからこそ安定感を』という意見が多数になり、環境相、国土交通相、党幹事長などを歴任してきた斉藤氏に白羽の矢が立ちました。

 

 当初は『人柄は温厚だけど、押し出しが弱いのでは』と不安視されていました。ところが、代表就任直後の記者会見で、衆院選での敗北を自民党の裏金問題に一因があるとして『もらい事故』と表現、居並ぶ記者を驚かせました。

 

 また、1月28日の衆院本会議代表質問では、自民党内に慎重論が多い『選択的夫婦別姓』の導入を強く求めるなど『もの言う代表』の姿勢を見せています」(政治担当記者)

 

 

 さらに永田町では、2月10日に出演した『報道1930』(BS-TBS)での発言が話題になっている。

 

「司会の松原耕二キャスターが、先の総選挙で収支報告書に不記載があったことで公認や推薦を見送られた自民党裏金議員に対し、公明党が独自に推薦したことについて『後悔していますか?』と質問しました。

 

 すると、斉藤代表はニコニコしながらも、間髪をいれず『後悔しています』と答え、これには松原キャスターも『はっきり言いますね』と苦笑しながら、その“正直すぎる”素顔に驚いていました」(与党担当記者)

 

 温厚なのかコワモテなのか――。斉藤代表を初当選時から知る政治ジャーナリストの宮崎信行氏は「親しみやすく、朴訥に見える印象と違って、意外にもシビアな方です」という。

 

「斉藤代表は、これまで多くの政党間協議に臨んできましたが、そこでの評価は『タフネゴシエーター』。笑顔を浮かべながらも、言うべきことははっきり言う、そして引かない、手強い交渉相手だと聞いています。

 

 2025年夏には、都議選と参院選が控えています。斉藤代表は、先頭に立って全国遊説をすると思いますが、『親しみやすさ』のほうを前面に出すでしょう。

 

 山口那津男前代表は、支持者に『なっちゃん』と呼ばれていましたが、斉藤代表にも『てっちゃん』の愛称が定着しつつあります」

 

 衆院選敗北からの挽回はできるのか。比例選の得票数が減少するなか、正念場を迎える公明党だ。

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