社会・政治
石破茂首相、官邸で天然トラフグの刺し身に舌鼓「コリコリ感が違う。日本酒は?」とご機嫌食レポに称賛 数々の“マナー違反”も不問
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トラフグに満面の笑みを浮かべる石破首相(写真・時事通信)
2月14日、石破首相は、山口県下関市の「下関ふく連盟」の郷田祐一郎理事長らと首相官邸で面会。県の名産である「天然トラフグ」の贈呈を受けた。地元の林芳正官房長官も同席し、「昔は初競りは日経平均株価と連動していると言われていた」とうんちくを披露するなど和やかなムードに包まれた。
早速、ふぐを捌いて刺し身にすると、食べ方や漁法などを質問しながら試食をすると「美味い!コリコリ感が違う」とご機嫌な表情で舌鼓を打った。
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冗談めかして「お酒が欲しくなるね」と言い、笑顔を浮かべてご満悦。国会では少数与党ということもあって、野党に責められ続けて苦しい状況の中、久々の笑顔となった。
石破首相が刺身を食べている写真が公開されると、Xからは好印象の声が届いた。
《石破さん、本当に美味しそうな顔して食べるよなあ》
《食レポうまいな》
《これ本当にカイジのハンチョウが美味いもん食べた時の顔だ》
石破首相といえば、食事中の箸の持ち方、カップラーメンをズルズル食べるさまなど、数多くの“マナー違反”が指摘されてきた。しかし今回は、一転して賞賛されたのはなぜなのかーー。
「恐らくリラックスした笑顔が好印象だったのだと思います。国会では厳しい表情で答弁している姿ばかりなのでギャップが生まれたのが良かったのでしょう。ユーモアを交えた食レポも、評価されたのだと思います。歴代総理はそうした食レポをしている人が少ないんですね。
安倍元首相は何を食べても『ジューシー』としか言わないから『ジューシー安倍』と揶揄されたことも……。それと比べたら『お酒欲しい』なんて冗談を言ってくれたのは、記事が書きやすくなるので国会担当記者にも好評でしょうね」(全国紙政治部記者)
これからは、予算案を通すための山場を迎える。
「国民民主党の熱狂的な“ブーム”も党首の不倫で傷がつき、いまだに盛り上がりを見せない大阪万博の影響で維新の会も失速気味。民主党も選挙後に党勢が盛り上がっているとはいえません。“ライバルの自滅”で今回の国会はなんとかなっている状況ですが、夏の参議院議員選挙が目玉になるでしょう。そこで勝利できれば石破政権は延命できるでしょう」(前出の全国紙政治部記者)
時事通信が2月6日から9日に行った調査によると、石破内閣の支持率は28.5%で、前月比0.3ポイント増とほぼ横ばい。食レポ以外でも結果を出してほしいものだ。