社会・政治
今井絵理子氏『竹島の日記念式典』に登壇も「やる気の無さが伝わる」スピーチ酷評…元アイドル議員として露呈した致命的な弱点
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「竹島の日」記念式典であいさつする今井絵理子議員(写真・時事通信)
2月22日、今井絵理子参議院議員が、松江市殿町の県民会館で行われた『竹島の日』の20回目の記念式典に登壇。そこでのスピーチが物議を醸している。
「今回の式典には、与野党の国会議員を含む360人が来場。政務官が出席するのは今年で13年めとなります。島根県側は、毎年首相や官僚の出席を求めていましたが、今年も政務官が向かうこととなりました」(芸能プロ関係者)
政務官を務める今井氏は、黒のスーツ、左胸には大きな赤い紋章をつけて登壇。事前に用意した原稿を読みながら、ゆっくりと丁寧にスピーチを進めた。
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「スピーチの中で今井氏は、『政府は総力を上げて、毅然とした態度で我が国の立場を韓国側にしっかりと伝え、今後とも粘り強く対応してまいります』と語りました。ですが、そのスピーチの読み方がまるで“朗読”しているように聞こえてしまい、“心がこもってない”と批判が上がったのです」(政治部記者)
Xでもさんざんな評判だ。
《朗読では想いがまったく伝わりません》
《やる気の無さが伝わる》
《なんかナレーション聞いている様で途中寝そうになった》
「途中で噛んでしまったり、漢字が読めないなどといったトラブルがあったわけではありません。むしろ、原稿を読み上げるという意味では完璧に近いものでした。ただ、それが逆に反感を買っているようです。政治家はアナウンサーではありません。スピーチで大事なのは聞きやすさではなく聴衆の心を動かすこと。その点で言えば失敗ですね」(同前)
今井氏のスピーチが物議を醸すのは今回が初めてではない。
「今井氏が参院議員時代の2023年12月に開催された参院法務・文化会委員会では、質疑応答の際に、すらりと話すことができず『あのぉ』『ええ』といった意味のない言葉を連発するなどたどたどしい応答が見受けられていました。言い間違い、読み間違いも多く、議員としての質を問う国民の声が多かったです。今回は真逆だったものの、また批判が寄せられていますが……。
さらに式典の会場では、スピーチ前に今井氏が名前を呼ばれ立ち上がると『大臣はどうした!』『島根県は20年頑張ってるんだぞ!』と大きなヤジが飛び交いました。国に対してしっかりと対応してほしいという苛立ちの現れだったのでしょう。
そんな会場側の“熱意”に応じるためにも、もっと心を込めた言い方があったはず。聴衆がどんな言葉をどんな風に聞きたいのか察知するのは、政治家にとってとても大切な能力です。むしろ、元アイドル議員として求められているのはこうした表現力でしょう。その点が、できないのは致命的な弱点ですよ」(同前)
では一体、何が得意なのか……。