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N国・立花孝志党首への流出を“ニヤニヤ自白”維新・増山誠県議に呆れ声、橋下徹も「兵庫の維新は解散すべき」大批判

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記事投稿日:2025.02.24 14:55 最終更新日:2025.02.24 14:55
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
N国・立花孝志党首への流出を“ニヤニヤ自白”維新・増山誠県議に呆れ声、橋下徹も「兵庫の維新は解散すべき」大批判

日本維新の会に所属する兵庫県議会の増山誠議員(写真・共同通信)

 

 兵庫県知事選挙期間中に、斎藤元彦知事への告発文書をめぐり、告発者の真偽不明な私的情報などを記した文書や、非公開でおこなわれた県議会特別調査委員会(百条委員会)の音声データを「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に提供した問題で、2月23日、関与した日本維新の会に所属する増山誠、岸口実、白井孝明の3県議が神戸市で記者会見を開き、謝罪した。

 

 岸口氏は百条委員会の副委員長、増山氏は委員だったが、20日に委員を辞任している。

 

 社会部記者が、それぞれの行いについて言う。

 

 

「岸口氏は知事選告示日の翌日の2024年11月1日、民間人とともに立花氏に面会し、告発者に関する真偽不明の文書を手渡す場に同席していました。斎藤知事のパワハラ問題に取り組んでいた百条委の委員で2025年1月死亡した竹内英明元県議を斎藤知事失職の『黒幕』と名指しする内容でした。

 

 増山氏は2024年10月25日に斎藤知事の側近だった片山安孝元副知事を証人尋問した際の百条委の非公開でおこなう『秘密会』でのやりとりを録音し、音声データを10月31日に立花氏に提供しました。

 

 白井氏は立花氏への情報提供のため、2024年11月1日以降、3回立花氏へ電話していました。立花氏は提供された情報を選挙期間中にSNSなどで公開していて、竹内氏らが中傷される一因となりました。音声データも立花氏は街頭演説やSNSなどで内容を発信し、百条委の関係者から提供されたことを明かしていたため、“犯人”の特定は時間の問題でした」

 

 増山氏はこれに先立つ2月19日、YouTube番組「ReHacQ(リハック)」の生配信で、突然、立花氏への音声データの提供を“自白”していた。

 

 同番組のプロデューサーを務める高橋弘樹氏から「ぶっちゃけ、誰が流出させたんですか?」と聞かれた増山氏は「端的に申し上げますと10月25日の片山元副知事のお発言を録音して立花氏に渡したのは私です、はい」と白状したのだ。

 

 増山氏は音声データを渡した動機については、

 

「文書問題の背景に何があるんだということを県民の皆さんは知らない状態ってのは、本当によくないと思って、それをどういった形であれ、提供しなければならないっていう強い思いを持っていた。それと自分の政治生命も天秤にかけて、ここは県民の皆さんのために頑張ろうという。

 

 そのために私はたくさんの票をいただいて『議会でがんばってこいよ』って、送り出してもらっているので、自分の身を守るっていうことよりも県民の皆さんのためにという思いが強かったですね」

 

 などと話していた。前出の記者が言う。

 

「番組で重大な告白をしているにもかかわらず、なぜか増山氏の表情はニヤついていて、違和感を覚えました。事の重大さをこの人は理解しているのだろうかと感じましたね。増山氏は23日の会見で、離党届を提出したことを明らかにしましたが、立花氏から次期参院選への出馬を打診されていることについて『お誘いを受けていることは事実』と認めつつ『まだ受けるともうけないともまだ回答していない』などと答えています」

 

 立花氏は21日に自身のXに《NHK党から、次期参議院選挙に立候補して欲しいと、打診はしています! 増山誠さんの、英断を期待しながら待っています!》とポスト。

 

 こうした一連の増山氏の言動について、Xではあきれる声が続出している。

 

《笑って喋る話か?》

 

《自分の政治生命を天秤にかけてでも市民に公益通報者の個人情報を伝えなきゃと規約無視した増山誠 その後も黙っていてバレそうになったらニヤニヤ自白、当然議員は辞めないで自分の身を守る大嘘つきである》

 

《N国ちょうど合ってるよ》

 

 維新の創設者である元大阪府知事の橋下徹氏は、23日に『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演し、こう発言した。

 

「秘密会の音声を立花さんに渡し、この文書が問題で『黒幕は竹内さん』となっている。竹内さんは亡くなられました。これはSNSの誹謗中傷を理由に亡くなられたというふうに今、報道されています。この文書が立花さんによって拡散され、誹謗中傷が起こり、そのことが自死に影響したということは、法的な因果関係は別としても、社会的な因果関係は否定できないと思うんです。それぐらい大スキャンダル中の大スキャンダル」と話し、「兵庫県議会の維新、解散すべきだと思ってます」

 

 増山氏は、いつまで自分の身を守るのだろうか。

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