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立憲・野田代表、党大会で「野党共闘」訴えるも“埋没” が止まらない…「占いを見てきた」「戦闘モードに入る」響かない言葉の数々

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記事投稿日:2025.02.25 17:11 最終更新日:2025.02.25 17:11
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
立憲・野田代表、党大会で「野党共闘」訴えるも“埋没” が止まらない…「占いを見てきた」「戦闘モードに入る」響かない言葉の数々

立憲民主党・野田佳彦代表

 

「いまの立憲民主党をひと言で言い表すと、『埋没』という表現がピッタリです。2025年度予算案の成立に向けて、政府与党と日本維新の会国民民主党の政策協議が連日のように報道されましたが、立憲民主党との協議はほとんどニュースになっていません。それほど同党の注目度は低くなっているのです」(政治担当記者)

 

 朝日新聞社が2月15・16日におこなった世論調査で、立憲民主党の支持率が国民民主党を下回った。「仮に今、投票をするとしたら」として尋ねた参院選比例区の投票先は、自民26%(前回25%)に次いで、国民民主が16%(前回15%)で、野党でトップだった。両党に続き、立憲11%(前回15%)、れいわ9%(前回6%)、維新5%(前回8%)、公明5%(前回6%)などと続いた。

 

 

「国民民主は30代以下の有権者に訴求しています。一方の立憲は、60代以上の高齢層の支持が厚いのですが、この年齢層は自民党支持にも回りやすい。

 

 実際、朝日新聞の調査では『立憲支持層の内閣支持率は40%強もあり、全体の支持率40%よりも高い』としています。つまり、必ずしも政権批判層ではなく、石破茂首相との親和性が高まれば立憲を離れるということです」(前出・政治担当記者)

 

 参院選に向けて「与党の改選過半数割れ」を目指す立憲にとっては頭が痛い結果だろう。

 

 そうしたなか、立憲は2月24日、東京都内で党大会を開いた。

 

「支持率が伸び悩んでいますから、参院選での具体的な獲得議席数の明言は避けました。もし目標を下回ったら、すぐに『お家芸』の党内政局になりますから。

 

 野田代表は党大会のあいさつで『野党共闘』を掲げました。ガソリン暫定税率の撤廃や教育無償化などを実現するため、ほかの野党に秋波を送っていますが、相手の国民民主、維新がどうにも “つれない” 態度なんです。そのため、参院選での共闘は難しいと見られています」(オンライン参加した支持者)

 

 そのせいだろうか、野田代表のあいさつに、居並ぶ議員たちの気勢は上がらなかった。

 

「会場が沸いたのは、野田代表が得意とする『ネタ』を披露したときだけだった印象です。

 

 あいさつを始めて間もなく、2012年の民主党大会に内閣総理大臣として出席したときのエピソードとして、『前日に公邸で飲みすぎて転倒して、顔面を打って眼帯で出た』と語り、『(今日は)そんなことのないように、あらゆる占いを見てきたら(私に)トラブルが発生すると。私にはトラブルがなかったが、小川幹事長がコロナに感染してしまった』と笑いを誘いました。

 

 その後も、記者会見で『なめんなよ』と発言したことに『品のない言葉だから、この言葉は撤回したい。今日は党大会だから、品のない言葉は使いません』とぶち込んできました。

 

 さらに、『「武装解除」と言ったが「戦闘モード」に入る』とよくわからない言い方で方針転換を宣言するなど、支持者に響くものではない印象でした。

 

 永田町では蚊帳の外に置かれている感じがするので、ピシッとしたあいさつを期待していたのですが、期待外れでしたね」(同)

 

 Xにも《戦闘モードに入るって「今まで何もしてなかった、明日からは本気でやる」ですか?》《野党第一党で議席も2番目に大きい政党なのに存在感がない皮肉》《野田さんのスピーチ見たけどあまり響くものは無かったなぁ》など厳しい意見がポストされていた。

 

 参院選まで、残り5カ月あまり。立憲民主党は存在感を示せるのか。

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