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大阪万博、不人気すぎて「当日券」販売解禁…石破首相の「付け焼き刃」で赤字も “一蓮托生” の危機

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記事投稿日:2025.02.26 15:24 最終更新日:2025.02.26 15:24
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
大阪万博、不人気すぎて「当日券」販売解禁…石破首相の「付け焼き刃」で赤字も “一蓮托生” の危機

大阪・関西万博は開催まで50日を切った

 

 4月12日に開催する「2025年国際博覧会(大阪・関西万博)」の前売り入場チケット販売が、目標である1400万枚に遠く及ばない約780万枚(2月19日現在)にとどまっている。

 

 1970年の大阪万博をリアルに体験している石破茂首相も、これには危機感を持っている様子。

 

 2月25日、総理官邸で吉村洋文・大阪府知事、全国知事会会長の村井嘉浩・宮城県知事らと面会すると、「万博のチケットを買おうと思ったけど、難しいので途中であきらめたっていう話を聞きました」と、前売りチケットの販売伸び悩みは「購入の煩雑さ」にあると指摘した。

 

 石破首相は「チケット購入の簡素化に加え、事前予約なしでも十分に万博が楽しめることを積極的にPRする」と述べ、万博協会は、事前予約なしの当日券の販売や早期チケット購入者に対する割引制度の導入を表明した。

 

「永田町では『2025年度予算案が、万博を推進してきた維新の賛成で衆院を通過することになったお礼だろう』という、うがった見方もありますが、『これで政府は大阪府市と一蓮托生。赤字が出たら国も税金を突っ込まざるを得なくなった』と、石破首相の『深追い』を懸念する声もあります」(自民党議員秘書)

 

 いずれにしても、開催まで50日を切っての販売不振に、協会の焦りは隠せない。そうしたなかでの「当日券販売」について、府民から失笑が漏れている。

 

 

「『付け焼き刃もええ加減にせえや』ですよ。最初、主な入場券の販売はウェブで、ID登録をして、入場や見学にはQRコードが必要だと言われました。

 

 それが2024年10月には『ウェブだけでは高齢者が買えないので、コンビニで紙のチケットも発売します』となった。

 

 そして今度は、『混雑を避けるために事前予約を』と言っていたのに、当日券販売を解禁。行き当たりばったりの変更に府民は呆れ返ってますよ。

 

 もっとも、前売りがこれだけ売れていないと、混雑することもなくガラガラなんでしょうけど(笑)」(在阪ライター)

 

 開幕まで50日を切っているいま、工事の進捗状況はどうなのか。

 

 2月21日、FNNプライムオンラインが、47カ国が独自で建設する「タイプA」のパビリオンについて、「1月中旬までに工事が完了すると想定していたが、現時点で建物の完成を意味する『完了証明』が交付されたのは6カ国」と報じている。

 

 さらに、博覧会協会が参加国に「3月末までに外観工事を終えることが最重要」と強く呼びかけているという。

 

 万博は予定どおりに開催できるのだろうか。「チケットは買ったのに……」とならないことを祈りたい。

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