社会・政治
蓮舫氏、「参院比例代表」擁立報道に憂慮される「街中にRシール」の再来…国民民主・榛葉幹事長は痛烈皮肉

蓮舫氏
3月6日、立憲民主党が夏の参院選比例代表に蓮舫・前参院議員を擁立する方針だと報じられ、各所に波紋が広がっている。
蓮舫氏は参院議員だった2024年6月、東京都知事選出馬のため議員を辞職。しかし、7月の都知事選では、小池百合子氏に大差をつけられ、東京に地盤のない石丸伸二氏にも敗れて3位に沈んだ。
【関連記事:「貼ったバカが剥がせ」蓮舫氏支援の「Rシール」剥がした立憲議員、逆に非難される “地獄絵図”】
都知事選後、蓮舫氏はInstagramのライブ配信で「これでまた国政に戻るというのは、私のなかでは違う。そしたら、渡り鳥みたいじゃない」と、国政復帰を否定していた。噂された、2024年10月の衆院選への出馬もしなかった。
蓮舫氏の国政復帰について、「帰ってくるのはウルトラマンと蓮舫さんだけだね」と皮肉ったのは、国民民主党の榛葉賀津也幹事長だ。
3月7日の会見で蓮舫氏の擁立に触れ、「お酒のサントリーは大好きだが、永田町の3トリ、『渡り鳥』『風見鶏』『人気取り』はよくない」「蓮舫さんご自身が言ったのだから、返ってくる、そういうのをブーメランと言うらしい」と “榛葉節” が炸裂した。
さらに、「立憲さんで全国比例、蓮舫さんなら(票を)そこそこ取るでしょう。そうすると誰かがはじかれるね。都知事選挙のときに蓮舫さんを応援して頑張った組織のみなさんが、仮に蓮舫さんが当選して、はじかれるとすると、それはかわいそうだ」と、立憲民主党の方針に疑問を投げかけた。
2022年7月の参院選では、2021年10月の衆院選で落選した辻元清美氏が、立憲民主党の比例代表で “くら替え” 出馬。当選を果たし、国政復帰している。
Xではこの件もからめて《立憲民主党の参院選比例は敗者復活枠》《蓮舫は国会議員という仕事を政治家の就職活動の1つとして位置づけているようだ》など、批判的な意見が多数みられる。
一方で目立つのが、《また、謎のロケット団シールが街中に貼られることになるのか》などの投稿。「謎のロケット団シール」とは、蓮舫支持者が街中に貼ったとされる「Rシール」について憂慮する声だ。
「都知事選では、『R』のロゴが書かれたシールが、都内の繁華街の電柱や道路標識に多数貼られたことが話題になりました。蓮舫氏は選挙期間中、『R』と大きく書かれたTシャツを着用しており、シールは支持者たちが作成し、無許可で貼ったものと見られます。
批判をさらに加速させたのは、蓮舫氏の態度でした。落選後、報道陣から『R』シールについて質問されると、『まったく意味がわかりません』と関与を否定。
せめて『知らなかったが、申し訳ない』くらい言っておけばよかったのでしょうが、自身に関連する迷惑行為にも強気に突っぱねる姿勢が、『他人には厳しく、自分には甘い』と映る人も多いようです」(政治担当記者)
蓮舫氏は、出馬報道が出た翌日の3月7日にXを更新。石破茂首相が高額療養費の引き上げ見送りを表明したというニュース記事を引用し、《ようやく。国会熟議の成果です》と投稿している。
自身の口から “復帰” が語られることになるのだろうか――。