社会・政治
国民・玉木代表、元グラドルと不倫騒動から“処分明け”パーティーで「お金がある人は貸して」の“無反省”演説に聴衆あんぐり

パーティーで“資金援助”を依頼する玉木雄一郎氏
3月10日、東京・品川の「TKPガーデンシティPREMIUM品川」で100人を超える聴衆の視線の先にいたのは、3月4日に国民民主党の代表として復帰したばかりの玉木雄一郎氏だ。
この日、会場でおこなわれたイベントは「玉木雄一郎を総理大臣にする会 設立総会」。発起人のひとりとして、YouTubeチャンネル「令和の虎」2代目主宰である林尚弘氏も参加し、玉木氏の講演に耳を傾けていた。
「玉木氏は“処分”明けのためか、とにかく熱弁をふるっていましたね。国民民主党の理念や党の成り立ちについて話し始めた後、47人の赤穂浪士に自分たちをなぞらえながら『存亡の危機で戦ってきた』と語りました。
また『覚悟を決めないと、人も世のなかも動かすことはできない』としたうえで、西郷隆盛の『文を興し、武を振ひ、農を励ます』という遺訓を引用して、国家のあるべき姿について説いたり、2月の米トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領から感じる国際情勢の変化、果ては1945年のヤルタ会談を話題にしながら、戦後の国際秩序までに話を広げたりしていました」(政治記者)
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長々と演説を続けた玉木氏だが、聴衆が“露骨さ”に顔をしかめたシーンがあるという。
「玉木さんは、『この国をもう一度、誇れる国に再建していこうではありませんか。それがやれる政治をぜひ、やっていきたい』と切り出すと『で、お願いがあるんです。これから私ひとりじゃできないんで、力、貸してほしいんですね。で、いろんな形で力を出してください。お金がある人はお金、貸してください。林さん、よろしくお願いします』
と、林氏を名指しで“資金援助”を懇願しました。パーティーの出席者は一応、笑ってはいましたが、苦い顔をしている人もいました。政治資金パーティーでも、さすがにここまで直接的なお願いはあまりないですからね」(参加者のひとり)
玉木氏は2024年11月、本誌が元グラビアアイドル・小泉みゆきとの不倫を報じたことで、党から3カ月間の役職停職処分を受けた。
2025年2月中旬、本誌は小泉をあらためて直撃。極寒のなか“生脚&ホットパンツ”というファッションの彼女は、本誌の投げかける質問にいっさい答えることはなかった。一方、玉木氏は復職にあたり3月4日に会見を開き、「多くの人にご迷惑とご心配をおかけした。あらためておわびを申し上げたい」「妻にも感謝したい。夫婦の信頼関係は揺らいでいない」などと語っていた。
「玉木さんとしては、これで禊は済んだということなんでしょう。今回のパーティーでは、不倫に関する反省の言葉はまったく出ませんでした。さらに、発起人代表として名前が記載されていた「ドトールコーヒー」創業者の鳥羽博道氏は、『そんな会のことはまったく知らなかった』と本誌取材に証言しています。共同の発起人が、受けてくれると考えて使用したようですが、とにかく玉木さんの脇の甘さは変わっていないようです」(前出・政治記者)
現在は閲覧できない「玉木雄一郎を総理大臣にする会 設立総会」のサイトには「新時代のリーダーとして玉木雄一郎を中心に据え、日本の未来を担う政治の実現を目指す」と書かれていた。
“新時代のリーダー”は、家庭を大切にできる人であってほしいが……。