社会・政治
「刺されそうな配信者筆頭なので震える」最上あいさん刺殺事件、過激発言で炎上した女性ライバーもコメント

バーで1日店長をやるほど人気だった最上あいさん(写真・ギリギリ配信者BARのXより)
3月11日、“学生の街”として知られる東京・高田馬場で事件は起きた。
午前9時50分ごろ、通勤や通学中の人が行き交うJR高田馬場駅付近で、「最上あい」として活動している22歳の女性配信者が、栃木県小山市の職業不詳の高野健一容疑者(42)にライブ配信中に刺殺されたのだ。年の離れた2人は、いったいどのような関係性にあったのかーー。
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「最上さんは、『ふわっち』というライブ配信アプリで配信をおこなう“人気ライバー”でした。高野さんは、もともと同配信のリスナーだったようです。事件当日、最上さんが『3.11 山手線徒歩一周』企画を実施している最中、突然高野容疑者にサバイバルナイフで首や頭部などを数十回刺され、病院に搬送された後に死亡が確認されました。
ライブ配信中だったため、犯行時の助けを求める声や、けたたましい救急車のサイレン音など、事件の様子がそのまま配信されており、高野容疑者が血まみれで倒れている最上さんを映す姿も流れていたようです。高野容疑者は殺意は否定している上で、最上さんに貸したとされる200万円以上が返済されないことが動機とみられています」(社会部記者)
最上さんは事件前日のライブ配信で、同企画を実施することを明かしていた。リアルタイムで自身の居場所を明かすことへの危険性は、他のライバーも感じているようだ。
《刺されそうな配信者筆頭なので震える》
3月11日、同事件を受けて、自身のXで率直な思いをポストしたのは、配信者のたぬかなだ。ライブ配信プラットフォーム・Twitchで10.9万人のフォロワーを持つ人気ライバーである。
「たぬかなさんはプロゲーマーとして活動していましたが、低身長男性に対して『170cm以下は人権ないから』と発言し大炎上。チームから解雇されて以降、フリーの配信者として活躍しています。炎上を恐れぬ強気の発言に根強いファンがいる一方で批判的な意見も多いです。
彼女は、自身が“リスナーとのトラブルに発展しやすいキャラクター”と自覚した上で発言したのだと思います。彼女の投稿には、身を案じるファンの声とともに、実際に女性が亡くなった直後で『不謹慎だ』という声もあがっています。
ライブ配信業はコロナ禍で一気に需要が高まり、急増しました。ほとんどのライバーは自宅で配信していますが、外で配信するリスクについてあらためて考える必要があるでしょう」(芸能記者)
事件の全貌解明が待たれる。