社会・政治
「実子に性的暴行」を撮影、グループで動画共有した父親たちが逮捕「吐き気を催す」集まる猛批判

愛知県警本部(写真・時事通信)
3月11日、実の娘に性的暴行を加えた動画をネット上のグループチャットで共有していた父親ら男7人が、不同意性交や児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで愛知県警に逮捕された。
捜査関係者によると、7人は愛知県名古屋市や青森県などに住む30〜50代の男。いずれも容疑を認めているという。
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「容疑者らは、実子や養女に性的暴行を加える様子などを撮影し、共有。グループチャット内には100点以上の動画や写真が確認され、メンバーの押収品からも15万点以上の同様のものが見つかったそうです。
被害者はいずれも当時6歳から15歳の少女でした。事件が明るみに出たきっかけは、2024年11月のこと。メンバーのひとりが未成年者への不同意性交などの容疑で逮捕され、携帯電話を調べたところ、グループでわいせつ動画を共有していることが発覚したのです。グループそのものは、2023年12月ごろからやり取りしていたとみられます」(社会部記者)
愛知県警は、ほかにも数人がグループに参加していたとみて調べているという。同メッセージアプリには、「3歳から仕込んでます」「4歳のころから手なずけている」といった“報告”や、子どもに対し「『このことをママに言ったら、パパと一緒にいられなくなるけど、秘密にできる?』と言った」などのやり取りが残されており、実子らへの性的暴行が常態化していたとみている。
あまりにもおぞましい事件に、多くの人はショックを隠しきれない。事件を報じた「メ〜テレニュース」や「中京テレビNEWS」のYouTubeで配信された動画には、
《吐き気を催す》
《地獄過ぎる》
《実の子によくそんなトラウマ植え付けて生きてられるな。おぞましい》
《こんなの殺人と同じくらい酷い犯行です》
といった、憤りの声が殺到している。
「グループの管理者である40代の男は、ほかのメンバーに『動画を見て喜んでもらいたかった』という趣旨の供述をしているとのことです。
ふだんは立派な社会人として、または夫として過ごしている彼らが、裏では実子への性的虐待を繰り返しおこない、それをネットで競い合うように見せびらかしていたということに、驚きの声が集まっています。性的な接触を図る目的で、大人が子どもを手なずけることを『グルーミング』と言いますが、それを親という立場を利用しておこなっていたわけです。家庭は子どもにとって安らぎの空間ですが、ある種、閉ざされた空間でもあります。今回は、それが性犯罪の温床につながってしまったということです」(前出・社会部記者)
傷つけられた子どもたちの心のケアが急務だ。