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「日本から出ていけ!」怒号も…旧統一教会に解散命令で地裁前が大混乱、教団弁護士は囲み取材から“逃亡”

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記事投稿日:2025.03.25 20:20 最終更新日:2025.03.25 20:20
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「日本から出ていけ!」怒号も…旧統一教会に解散命令で地裁前が大混乱、教団弁護士は囲み取材から“逃亡”

記者らに囲まれる、旧統一教会代理人の福本修也弁護士(写真・梅基展央)

 

 3月25日、文部科学省による旧統一教会への解散命令請求をめぐって新展開だ。東京地裁が、解散を命じる決定を出したのだ。

 

文科省が解散命令を請求したのは、2023年10月のこと。前年7月に殺害された安倍晋三元首相をめぐり、教団には霊感商法や高額献金の疑惑が多数浮上していました。一方教団側は、文科省の請求に対して全面的に争う姿勢を示していました。解散命令について審査してきた東京地裁がついに決定を下しました」(社会部記者)

 

 

 25日の午後3時過ぎ、東京地裁前では解散命令を受けた教団の弁護団が出てくるのを、報道各社が待ち受けていた。しかし、想定外の事態が起きたという。

 

「30人近い報道陣が地裁前にいました。事前の話し合いで、地裁から出てきた教団の弁護団が、囲み取材に応じることになっていたのです。

 

 ところが弁護団は、テレビカメラが待ち受けている正面出口から出てこず、脇の出口から出てきたのです」(現場記者)

 

 まるで逃げるかのように地裁から出てきた教団関係者。弁護団を見つけた報道各社は、弁護士二人を取り囲んだ。まさに押し合いへし合い状態の様子を、テレビが中継する。現場は、怒号が飛び交う混とんとした状況になった。

 

「弁護団はマスコミに対し『解散した、解散した』とそっけなく応対しました。報道陣の人波をかき分けるように歩きました。また『法治国家としてあり得るんですかね、こういうこと』などともこぼしていましたね。

 

 一方、近くで待ち構えていた反対派とみられる人からは『日本から出ていけ!』などという怒号も。足を踏まれた人がいたのか、『イテテテ』『ちょっ、ちょっ、ちょっ、危ないよ』といった声も聞かれました」(同前)

 

 弁護団は、教団が用意したとみられる車に乗り込むと、その場から逃げるように去って行った。

 

 今回の命令は文科省が地裁に請求していたもので、今後教団側としては「誤った法解釈に基づいて出された結果で到底承服できない」とコメントを出しており、東京高裁に即時抗告する方針だという。

 

 教団は長年にわたり「霊感商法」「高額献金」などの社会問題を引き起こしてきた。その存続をめぐる混乱はしばらく続きそうだ。

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