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バカラで106億円の借金「井川意高」刑務所で見たチョコの夢

社会・政治 投稿日:2018.02.07 16:00FLASH編集部

バカラで106億円の借金「井川意高」刑務所で見たチョコの夢

 

 元大王製紙会長の井川意高が、1月31日放送の『じっくり聞いタロウ タブーに斬り込む!大暴露SP』に出演した。

 

 井川はバカラ賭博にハマり、106億円もの借金を生み出した。それを補填するために子会社から不正に資金を借り入れ、2011年に特別背任容疑で逮捕された。裁判では懲役4年の実刑判決を受けた。逮捕されたときの気持ちはどのようなものだったのか。

 

「東京地検特捜部に逮捕されて、小菅の東京拘置所にいたわけですけど、そのときは肩の荷が降りてホッとしたという感じは正直あった。カジノが『これで止められた』になった。もちろん、いろいろ大変だったんですけど、その気持ちが少なからずありました」

 

 判決後、井川は栃木県にある喜連川社会復帰促進センターに収監された。

 

「(刑務所では)従業員、株主、家族。この3つの方々には、私のしでかしたことで迷惑をかけたことは、申し訳ないなと思っていた。(受刑者を)番号と名前と両方で呼ぶんですけど、私は『2815』番。不謹慎ですけど、聞いた瞬間に『(バカラで)あんまり強い数字じゃないな』と。最初の2・8を足して0ですし、後半の1・5を足しても6でどっちも数字が悪いなと(バカラは足して9が強いので)」

 

 井川の繰り出す、本気とも取れるブラックジョークには、思わず出演者全員が「反省せい!」とツッコんでいた。そんな井川は刑務所で一番大変だったことをこう振り返る。

 

「甘いものを食べたくて、毎晩夢を見るんです。先輩受刑者からも『毎晩夢見るよ』と言われていて。『コンビニでチョコレート買って口に入れる前に絶対に入れられない(夢)』って。私もやっぱり似たようなものを見ました。口に入れられない。だから出るときに、迎えに来る人間に『スニッカーズを10本くらい買っておいてくれ』と頼んでおいたんです」

 

 なんとも出所者らしいエピソードだと思いきや、井川の場合は一味違う。

 

「ところが、出たら結局手をつけなかったんですよ。人間って不思議なもので、門を一歩出ちゃったら、『これからいくらでも食べられる』と思うと、もう要らなくなるんです」

 

 2016年12月に出所した井川。現在は小さな会社を経営しており、横領したお金もすべて返済済みだという。彼がまたギャンブルにのめり込まないよう祈るばかりだ。

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