社会・政治
元維新の女性政治家が甘利明氏の後継候補で自民党に“変節” 政界関係者が冷笑する“黒髪清楚”へのビジュアル変化

元維新の金澤結衣(写真・時事通信)
4月25日、金沢結衣氏が神奈川20区で自民党から小選挙区候補者として公認を得たことを自身のブログで明かした。金沢氏といえば、2021年と2023年に東京15区から日本維新の会の公認で出馬し、前回の総選挙では同党から離党して無所属で出馬し落選していた。
「金沢氏はもともと選挙区のある神奈川県座間市の出身。中高校もやはり選挙区内の相模原市内の公立学校ですから、地元に戻って捲土重来を期すことになりますね。2023年の補欠選挙後にも自民党入りの噂はありました。結局、東京15区は大空幸星さんが公認されましたが、金沢氏は当時から自民党都連関係者と接触していたようです。
今回の神奈川20区は、前回選挙で落選して引退した甘利明氏の地盤。以前から甘利氏の支援団体をまわっている姿を目撃されており、甘利氏からの後継指名があったものと思われます」(政治部記者)
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金沢氏は会見で、自民党から公認を受けた理由を「政策と人です」としたが、やはり、多くの人は“変節”と捉えたようだ。X上には
《金沢結衣は何処でもいいと言う事! こんな信念もない奴、落とせ!》
《なんで前から自民党じゃなかったの?》
といった、辛辣なコメントも投稿された。さらに政界関係者の間で話題になっているのは、公認決定の同日に開設されたHP上の写真であるという。
「金沢さんといえば、上智大学理工学部卒のリケジョの美人候補というだけでなく、茶髪気味のロングヘアの選挙ポスターで異彩を放った候補者でした。必ず、髪は前方に垂らしていましたから、ご本人も気に入っていたはずです。しかし、今回ホームページに載ったのは、黒髪を後ろで束ねて団子にしたシニョンと呼ばれる髪型。会見でも同じ髪型でした。関係者の間では衝撃的なビジュアル変化ですよ」(同前)
なにゆえの変化だったのかの確実な理由は判らないが、じつは東京8区の自民党公認候補の門ひろこ氏も、HPに掲載された写真がほぼ同じ。経済産業省出身の門氏の過去のSNS等に投稿されている官僚時代の写真はというと、大きなウエイブがあるロングヘアだ。自民党関係者がこう明かした。
「新人候補者はいくつかある党公認の写真スタジオで撮るので、似た感じになるのかもしれません。おそらく、女性候補者が自民党支持者への好感度を高めるのにいちばん無難な髪型ということでしょう。黒髪を後ろで束ねると、清楚で清潔な印象になりますからね。キャビンアテンダントの女性にも多い髪型ですが、中高年男性の心理的反発が少ないのだそうです。まさに自民党支持層のコア部分と重なりますね」
見た目を変えてでも、政治家になりたいということか。