社会・政治
石破茂首相 GW後半は超高級ホテルへ…会食も手土産も異常な“ニューオータニ愛”の理由は愛妻との結婚式

愛妻家として知られる石破茂首相(写真・共同通信)
ゴールデンウィーク終盤の5月3日、石破茂首相が首相官邸から都内のホテルに移った。6日まで年末年始以来の静養に充てるという。大手紙の政治部記者がこう解説する。
「石破首相は27日から30日までベトナム・ハノイを訪問。1と2日は官邸で公務をしていたそうです。連休明けはトランプ関税への対応や、夏の参議院選挙も控えていることから、静養先のホテルでは趣味の読書などを楽しみたいと周囲には語っています。石破首相の読書好きは有名で、『地方でも必要な本を誰でも買えるようにしないといけない』と常々、語っており、経産省に書店存続の対策を指示したくらいです。仕事の最中でもわずかな隙間時間を使って書店に寄っていることが首相動静に書かれています」
飛び石とはいえ最大で11連休だった今年のゴールデンウィークだが、物価高騰や外国人観光客(インバウンド)の増加の影響もあって、国内のホテルは軒並み高額になっている。大手旅行代理店の調査によれば、国内や海外への旅行者は例年よりも約1割程度も減ったという。また、別のインターネット調査では、GW期間中に出かける予定がないという回答が75%にも上った。国民には巣ごもり傾向が見られる一方で、石破首相の静養先が国内御三家ホテルの一角のホテルニューオータニだったためかSNSでは、
《静養なら家でやれ。なんでわざわざ都内のホテルに泊まる必要もあるのか》
《道の駅は車中泊だらけ。昨日は結構冷えたぞ。国民はホテルに泊まらず、車中泊》
など、厳しい意見も数多く投稿されていた。
「歴代首相の多くも前半は外遊し、後半は休養をとるというスタイルでした。たとえば安倍晋三元首相は、前半を外遊に充て、後半は平日も含めて河口湖にある別荘で過ごすパターンが多かったです。一方、岸田文雄前首相は全期間をもっぱら外遊に充てていましたね。平日の2日間に公務を挟んだ石破首相の場合、GW期間中の休養はわずか3日間ですから、そこまで“怠けている”というわけではありません」
しかし、首相官邸と距離が近く、政治家同士の会食にも頻繁に使われるニューオータニをなぜ静養先に選んだのだろうか。
「じつはホテルで静養してもらったほうが、SPを含めて警備の警察官の人数を削れるという事情があります。警備スタッフもGWくらいは休みたいですからね」
と解説するのは前出の記者だ。さらにこうも続けた。
「石破首相は年末年始も6日間、ニューオータニを利用していますよ。首相が滞在するのですから、セキュリティーがしっかりした高級ホテルになるのは仕方がないところです。ただ、石破首相の場合、側近議員との会食や、関係者や記者との懇談、行きつけの床屋まで、日常的にニューオータニを利用しているんです。滅多になかったことですが、水月会(旧石破派)の昼食もニューオータニからの出前でした。知人への手土産も可能であればニューオータニで買うことが多いそうです。なぜこれほどニューオータニにほれ込んでいるのかといえば、じつは、佳子夫人との結婚式がニューオータニだったんです。ああ見えて、石破首相はロマンチストなところがあって、結婚記念日に限らず、会合などでニューオータニに寄ると佳子夫人に焼き菓子などの手土産を買って帰るようです。『何度生まれ変わっても、同じ人と結婚したい』と言ってはばからない石破首相にとって“何度生まれ変わっても泊りたいホテル”なのでしょうね」
休養は結構だが、まずは国民にとって何度生まれ変わっても住みたい国にしてほしいものだ。