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写写丸が見た「平昌五輪」南北統一旗についに「竹島」登場
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.02.19 06:00 最終更新日:2018.02.20 12:51
さまざまな競技で熱戦が繰り広げられている平昌五輪。
なかでも韓国中が注目したのが、2月14日に行われた女子アイスホッケーの日本対南北合同チームの試合。
この「歴史的対戦」のチケットは早々とソールドアウト。会場入口は、動員されたとおぼしき地元のおばちゃん集団や、小学生くらいの団体がずらりと並び、まさに長蛇の列。それに巻き込まれた写写丸は、なんと入場まで約50分も待たされるという不運を味わった。
その行列に並ぶ人に、青いトレーナーを着た団体のメンバーが配っていたのが朝鮮半島の図柄が描かれた小旗。子どもたちが嬉々として受け取っていた小旗は、合同チーム対スイス戦、合同チーム対スウェーデン戦でも配られていた。
「ご苦労さまですね」とその様子を眺めていた写写丸だが、旗の図柄の微妙な変化に気付き、目がまんまるに! スイス戦、スウェーデン戦では竹島のない旗が配られていたが、この日は水色で描かれた朝鮮半島の右横に、大きすぎる竹島(韓国名:独島)が描かれていたのである。
どうやらこの日に小旗を配っていた団体は、前の2試合とは違ったようだ。リンクに背中を向け応援を仕切りまくっていた彼らは、ピリオド間の休憩時間でも通路で「もっといい応援をしましょう。応援の力でチームを勝たせましょう」と円陣を組んで気合いを入れる姿が見られるなど、相当に熱い集団なのであった。
いっぽう、翌2月15日に行われた男子アイスホッケーの合同チーム対チェコ戦には、美女応援団が登場。この日はゴール裏にまとまって陣取り、いつも通り、統制の取れた応援を繰り広げていたが、彼女たちが掲げる旗にも「竹島」が。
男子には北朝鮮の選手は出場しておらず、いわば「友情応援」の形だったのだが、「竹島入り」の旗を掲げて、韓国の主張も後押ししようとする意図があったのだろうか?
ちなみに、「北朝鮮の人たちは竹島についてどう思っているのか」と周囲の韓国人ファンに聞いたところ、「北は国内が大変だし、そんなことを考えている余裕はないのでは」という意見だった。
ところで、写写丸は、この試合で美女応援団の「鉄の結束」が乱れる珍しい瞬間を目撃している。試合の流れに興奮したチェコのサポーターが「せーの」と立ち上がってウェーブを起こそうとしたところ、一般の韓国人ファンもそれに反応。超満員の会場を1周するウェーブが何度も起こった。
最初のうち美女応援団はまったく無反応だったが、試合が白熱するにつれて、ウェーブするメンバーとしないメンバーに分かれたのである。そのときの美女応援団は、あの統率の取れた一団にしては珍しく、バラバラになったウェーブを披露。
もしかしたら、このあと美女たちがお目付役からお叱りを受けるんじゃないかと、少し心配になった写写丸であった。