元レースクイーン・奥本美穂容疑者　“キメセク社長”と違法薬物で逮捕“狂宴”に加わった女性が目撃「ぼーっとしていた」「私を守ってくれた」意外な素顔

 

《シラフなのに職質されるなんて…。眼瞼下垂だけだっつーの！こんな限りなく人間に近い豚がシ〇ブ中のわけねいだろWWW》

 

　5月12日、都内のホテルで違法薬物を所持していた容疑で警視庁は不動産会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳の奥本美穂容疑者を逮捕した。冒頭の文章は奥本容疑者が自身のInstagramに投稿していた文章だ。

 

「2人の逮捕容疑は、昨年の6月24日に千代田区の高級ホテルで覚せい剤とコカインを所持していたというものです。田中容疑者がホテル滞在中のトラブルで警察に通報。警察官が駆け付けたところ、2人が去った現場から薬物が入った袋3個が発見されたということです。警察は二人が薬物を使用していた可能性があるとみて、入手経路なども捜査しています。部屋にはもう一人の女性がいたこともわかっています。その女性は奥本容疑者よりも後に田中容疑者に呼び出され、滞在中に恐怖を感じたため部屋から脱出したようです」（社会部記者）

 

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　本誌は、その“もう一人の女性”である国立大学に通う女子大生A子さんの告発記事を9月27日発売号で掲載していた。

 

　田中容疑者は、夜な夜な都内の超高級ホテルに若い女性を複数人呼び寄せては、下着姿の女性同士にポージングをさせ、それを眺めながら違法薬物を摂取していたのだ。当時A子さんは、

 

「ホテルの机の上には、他の薬物らしきものがたくさん並べて置いてありました。スカウトマンが説明していた通りで、男性に何か性的なサービスをすることはなかったのですが、田中容疑者は突然『お前も吸え』と自分が吸っていた紙巻きを私の口に突っ込んできたのです。薬物はやらなくてもいいと聞かされていたのに、怖かったです」

 

　と証言。またさらに別の日には、

 

「白い粉の入った袋をかざして、『これコカイン、これ覚せい剤』と説明していました。いつものように女性と絡んでいると、そのうち田中容疑者がクリームを片手に割り込んできて、体に塗ってきたんです。クリームそれ自体はホテルのアメニティですが、それを事前に薬物と思しき白い粉の入った袋に入れて練り合わせて作っていたんです。つまり“薬物クリーム”ですよね。これを私の体に塗りたくってきたのです。さらに、私の性器にも突然指をいれてきました。抵抗したのですが、田中容疑者は尋常な様子ではなく、何も聞き入れられなかったです。さらに、白い粉をパイプであぶった煙も吸わされて、本当に恐ろしかったです」

 

　と、違法薬物を強要する様子もあったと語る。“表社会”では「レーサム」を一代で築き上げた不動産紹介の風雲児として知られる田中容疑者。彼の裏の顔とはいったいどのようなものだったのか。田中容疑者に女性を斡旋していたというスカウトはこう語る。

 

「『リッツ田中』とか『キメセク社長』なんてあだ名もありましたね。超高級ホテルのリッツカールトンのスイートで開かれる田中さんの“案件”は有名でしたよ。時給換算すると20万円から50万円にもなる。入れ代わり立ち代わり女性が訪れるので、一晩に2000万円以上のカネが動きます。田中さんは女性の質にもこだわっていて、モデルやレースクーン、大手芸能事務所所属で売り出し中の若手女優も参加していましたね。

 

　参加リストは『田中美女図鑑』なんて異名もありましたよ。ただ、違法薬物が必ず使われることが裏社会でも広まってしまい、最近は田中さんの案件に手を出さないスカウトが増えていました。そのため“質の悪い”スカウトが女のコを手配するようになり、きちんとした事前説明もなく田中さんのところに送り込むようになっていたので、いつか警察沙汰になるとは思っていましたよ」

 

　本誌は新たに田中容疑者の案件に派遣されたことがあるというB子さんの証言も得た。元有名地下アイドルグループのメンバーだったB子さんが、スカウトの紹介で持ち込まれた田中容疑者の案件に参加したのは2019年8月だった。

 

「ホテルは六本木のリッツカールトンでした。スイートルームに入るとガウン姿の田中さんがいて、手には現金の束を握っていました。『これ、できるか』と、火が付いた状態の手製の紙巻きたばこのようなものを渡されました。直感的に大麻ではないかと思い、『できません』と答えたところ、『じゃあ、回れ右』とだけ言われて、帰されたんです。その場で渡された現金を数えたら10万円でした。この間、時間にして30分程度です。スカウトからは、ホテルに入って出るまでの時給は最低で20万円と聞いていたので、たしかに金払いだけはよかったですね。この案件をこなしたがる人がいるのもよくわかります」

 

　多額の報酬につられてやってきた美女を次々と違法薬物という毒牙にかける田中容疑者――。今回、田中容疑者とともに逮捕された奥本容疑者は、自身のInstagramに経歴と称して《京都美少女図鑑/花王CMモデル/トヨタレースクイーン/グラビアアイドル/バンドVo.》と記している。

 

「本人はデジタル系の広告代理店に勤務していたと話していました」

 

　前出のスカウトがこう明かして続ける。

 

「ただ、本当に定職についていたのかどうかはわかりませんね。でも、彼女の経歴は本当です。地下アイドルのような活動もしていたようです。さらに別名義で、着エロ系のイメージDVDも数枚、出していたはずです。最近は六本木のキャバクラ店に在籍しているとも言っていましたが、出勤している様子はあまりありませんでした。ルックスから何から、典型的な港区女子というイメージですね」

 

　A子さんよりも先に田中容疑者の部屋で“プレイ”していたのが奥本容疑者だが、A子さんは好印象を抱いていたという。

 

「ちょっとおかしくなっていて、私が部屋に入った時にはすでにぼーっとしていました。本人に聞いたら、すでに結構な長時間、田中と部屋に居たようなので、相当量の違法薬物が入っていたのかもしれません。ただ、私には優しく接してくれました。ルームサービスのメニューにお蕎麦がないことに腹を立てた田中が、靴ベラで何度も私を叩いたときにも、取りなしてくれましたし、身を挺して庇ってもくれました」

 

　諸悪の根源が部屋の主であるのは間違いない。