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国民民主・玉木氏、同級生が語る【総理の資質】スポーツ大会でみずから進んで選手宣誓、文化祭では「安全地帯」演奏

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記事投稿日:2025.05.16 19:31 最終更新日:2025.05.17 16:25
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
国民民主・玉木氏、同級生が語る【総理の資質】スポーツ大会でみずから進んで選手宣誓、文化祭では「安全地帯」演奏

2025年5月13日、衆院本会議に出席した玉木雄一郎氏(写真・長谷川新)

 

 7月に控える参院選。永田町では「玉木首相」が実現するという噂が飛び交っている──。

 

 5月9日、岸田文雄前首相が『国会トークフロントライン』(TBS系CS放送)に出演。番組内で、国民民主党玉木雄一郎代表について「総理候補たるのか」と聞かれ、「国民のみなさんが評価する話」としながらも、「総理候補の1人」と認めた。

 

 

「玉木氏が “ポスト石破” の有力候補として、自民党内で名前があがっているのは事実です。支持率の低い石破首相のまま参院選を迎えると、自民党の惨敗は必至でしょう。

 

 ただ、代わりがいるわけではないので、このまま選挙に突入し、その後に石破首相を退陣させるのが既定路線でしょう。ただ、少数与党の状況は変わりませんから、参院選で議席を伸ばすと見込まれる国民民主党と手を結び、自公国の連立政権を組む。そして、首班指名で、国民人気が高い玉木氏が指名されるというシナリオです。

 

 もちろん、国民民主党ではなく立憲民主党と大連立を組む可能性もありますが、少数与党の自民党としては、国民からの人気が高い首相を推薦するでしょうね」(政治部記者)

 

 はたして、「総理の資質」はあるのだろうか──。本誌は、玉木氏と同じ香川県立高松高校に通い、現在は耳鼻咽喉科医院を経営する、高校時代の同級生・村川哲也氏を訪ねた。

 

「玉木くんとは、大学受験に失敗した浪人生向けの補習課程クラス『補習科』で一緒でした。補習科では、春と秋に『スポーツ大会』と称して、1日中ソフトボールやバスケをするのですが、玉木くんはみずから進んで選手宣誓をしていましたね。

 

 彼は頭がよく、東大に行くんだろうと思っていました。実際、そうでしたし。なにがすごいって、塾も予備校も行かず、授業と参考書だけで独学の勉強をして上位の成績をキープしていたんです。先生に聞くより彼に聞いたほうがわかりやすいので、よく教えてもらっていました。どんな質問にもなんでも答えてくれましたね」

 

 別の同級生は、「彼女に向けたラブソングを作って、学校の中庭でギターを弾きながら平気で歌っていた」というエピソードを語っているが、実際はどうなのか。

 

「当時、彼女がいたかどうかはわかりませんが、ギターを弾いて歌うくらいはできたでしょうね(笑)。玉木くんは軽音部に属していて、当時の言葉で言うと “ナウい” 音楽だったギターやドラムをやっていました。文化祭では、流行っていた『安全地帯』を演奏していました。

 

 中学は野球部だったそうですが、高校では野球部ではありませんでした。それでも、同級生のピッチャーよりも速いボールを投げていたと聞いてます。

 

 体育の先生から『お前なんでもできるけん。いちばん過酷な陸上の十種競技やってみい』とすすめられたそうです。まさか本当に大学で十種競技をやっていたとは。一時期『オリンピックを目指した』と言ってましたね。

 

 勉強もスポーツもできるので、自然と目立つ存在でしたし、加えて周囲を統率するようなリーダーシップもありました。

 

 文化祭では実行委員長を務めていましたし、パンフレットのスローガンをドイツ語で『アウフヘーベン』と書いたり。文化祭のあいさつでは詩人の高村光太郎の話をして、みんな思わず『ほう。さすが玉木』と声をあげたのを覚えています」

 

 1年の浪人を経て1989年、東大に進学し、その後、大蔵省(当時)に入った玉木氏。村川氏とは大学以降も交流があったという。

 

「東京でもよく同郷の者で集まって遊んでいました。男10人ほどで浅草の『花やしき』に行ったこともあります。私はずっと同窓会の幹事をやっているのですが、玉木くんは年に1回ぐらいはどこかで顔を出してくれますね。高校時代となにも変わっていませんよ。

 

 2005年に当時の民主党から最初に立候補したときは僅差で落選したのですが、翌年の正月に開かれた高校の同窓会では『いまは人生の “補習科” です』と話していました。

 

 次のチャンスとなった2009年は、みごと当選。大学受験と同じで、一度失敗してもそれを糧に結果を出す人なんです。議員さんになってからも同窓会に来てくれて、国政の話だけでなく『地元の香川2区をどうやってよくするか』という話もよくしてくれます。

 

 そして、いつ会っても本当に穏やかなんです。今年3月、私が書いた本の出版記念講演会には二つ返事で来てくれました。“隙のない” エリートとは違いますよ」

 

 最後に村川氏は、玉木氏にこんなエールをーー。

 

「票田である高齢者向けの政策が多い自民党に比べて、玉木くんは就職氷河期世代の人や若年層向けに、『手取りを増やす』とか『消費税減税』を訴えています。

 

 もともと大蔵省出身だから、『103万円の壁』など数字的な根拠をあげてくれますし、果敢に挑戦しているところはやっぱり応援したくなりますね。総理の資質も十分にあると思います。

 

 ただ、国民民主党は玉木くんの一枚看板だから、体には気をつけてほしいですね」

 

 玉木氏といえば、知人女性との不倫がFLASHに報じられ、今年3月に3カ月の役職停止処分を終えて党代表に復帰したばかり。“補習科” を経て、結果を出せるのか。

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