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新農水相に小泉進次郎氏「失言で辞任」後に「進次郎構文」の持ち主が就任の“皮肉”に寄せられる心配

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記事投稿日:2025.05.21 18:20 最終更新日:2025.05.21 19:03
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
新農水相に小泉進次郎氏「失言で辞任」後に「進次郎構文」の持ち主が就任の“皮肉”に寄せられる心配

小泉進次郎氏

 

 5月18日、自民党佐賀県連政治資金パーティで「私はコメは買ったことがありません。支援者の方々がたくさんコメを下さるので。売るほどあります」などと発言し、批判が殺到した江藤拓・前農林水産大臣。

 

 その後も「実際には定期的にコメは買っている」「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方でもあった」「我が家の食品庫は2畳の広さしかないので、そこに山積みにできるはずがない」などの“ズレた”言い訳を連発。野党5党による不信任決議案検討という事態へ発展し、21日、辞表を提出することとなった。

 

 同日、石破茂首相が後任として任命したのは、小泉進次郎・元環境相だった。ところがこの小泉氏、“食”に関するまったく別の案件で、批判が殺到中だったのだ。

 

 発端は5月20日、「物価上昇に合わせた公的制度の点検・見直しプロジェクトチーム」に座長として出席した際のこと。企業が福利厚生の一環として社員に提供している、ランチ代補助の拡充を約束していた。

 

「食事補助の非課税額は、1984年に月額3500円と設定されました。これが、物価上昇しているのに40年以上、変わらないため、改善要求を受けていました。小泉氏は、これを前進させると約束しているんです」(政治担当記者)

 

 

 小泉氏は「政治に責任」があるとして、ランチ代補助の見直しを進めると言い切っていたが、Xでは非難を集めることとなった。

 

《食事補助が出るような会社の社員なんか食うに困ってねえだろうがwwww》

 

《こいつら毎月100万の領収書要らない税金取って、国民は500円前後の昼飯補助?しかも民間でやれ?》

 

 20日の説明会後、小泉氏はコメ問題についての質問に「コメはもちろん買ったことがあります」と発言。そして翌日、農水相起用を言い渡され、「『コメ担当大臣だ』という思いで取り組みたい」と述べた。

 

 だが、このタイミングの悪さに、首をかしげる人も多い。

 

「小泉氏は2015年に自民党農林部会長に就任し、農政改革に取り組んだ経験はあります。しかし、失言で辞任した大臣の後任に、『進次郎構文』などと呼ばれ“珍言”が取りざたされることの多い小泉氏というのは、心配とともに皮肉だという声も聞かれています」(前出・政治担当記者)

 

 新農水相は、コメの高騰に歯止めをかけてくれるのだろうか。消費者の視線が一斉に向けられている。

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