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【国民民主党の凋落】山尾志桜里氏を「汚物まみれ」一喝した“名物カメラマン”が語る真意とは

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記事投稿日:2025.05.21 21:20 最終更新日:2025.05.21 21:22
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【国民民主党の凋落】山尾志桜里氏を「汚物まみれ」一喝した“名物カメラマン”が語る真意とは

2024年10月30日深夜、都内のバーで元グラドルと密会した後に“変装”するかのように、フードを被って出てきた玉木雄一郎氏(写真・皆川拓哉)

 

 参院選を前に、支持率上昇に陰りが見えてきた国民民主党。5月16日の定例会見では、榛葉賀津也幹事長がフリーカメラマンの堀田喬氏とのやり取りに注目があつまった。

 

「堀田氏は質問の冒頭で『俺は国民民主党を見放したから』と切り出しました。参院選の比例代表で山尾志桜里氏と須藤元気氏、薬師寺道代氏、足立康史氏の4人が公認されたことに疑問をもっていたようです。たしかに4人はそれぞれ、国民民主党の現在の公約とは違う主張を過去にしていましたからね。とくに皇位継承問題や原発再稼働問題などについて、公約の基幹を成す部分で食い違う主張をしている候補者がいますから。

 

 堀田さんはこうした齟齬を指摘したうえで、“汚物まみれの4人衆”と批判しました。この発言を足立氏は問題視。会見後、発言の撤回を求めて堀田氏に直に電話をしたことをSNSで明らかにしています。

 

 足立氏が電話で追及したところ、堀田氏は『(出馬)会見をしてないでしょう?』と逆に追及。足立氏は5月18日に大阪市内で行う街頭演説後に囲み会見をすることを約束し、さらに、『大阪に来れないなら東京行った時にいくらでも質問を受けますよ!』と堀田氏に伝えたとのことです」

 

 

 候補者が直接電話をするほどの堀田氏とは何者なのか。政治部記者は「永田町界隈では知られた存在」と語る。

 

「もともと写真週刊誌『フライデー』の専属カメラマンでした。すでに定年になり、現在はフリーカメラマンです。デジタルカメラが主流になってもう20年になりますが、未だに二眼レフカメラも使っています。半世紀近くも取材活動をしているので、もうたいていのことが顔パスで済みます。

 

 アポイントが必要な自民党本部も、入り口で片手を上げるだけでズンズン入っていきます。以前、元幹事長の二階俊博氏から党本部への立ち入りを禁じられたとある週刊誌記者の“出禁措置”が、堀田さんの『勘弁してやれよ』の一言で解除されたこともありました。とにかく、永田町の名物男ですね」

 

 じつはその堀田氏が結党以来、欠かさずに通っていたのが国民民主党の定例会見だったという。榛葉幹事長への苦言は、堀田氏なりの愛情表現だった可能性もある。実際、玉木雄一郎代表は自身の動画アカウントの中で、「ずっと見守ってもらっている」と、堀田氏に感謝の意を表したこともあった。

 

「そのためか、記者からの質問に対して強い口調で反論することもある榛葉幹事長ですら、堀田氏の今回の“汚物”発言に、『政党というのは幕の内弁当だ。いろんな具が入っている。これは不味そうだな、と思っても食べたら栄養があるものもある』とあくまで、堀田氏に理解を求める姿勢でした。

 

 もともと堀田氏はカメラマンですから、会見に出ても質問をすることはありません。今でも、立憲民主党の会見では、ほとんど質問はしません。きっと、興味がないんでしょうね。やはり玉木代表のことを気にかけているのだと思います。この前も堀田さんは、『玉木がスケベでどうしようもねえからなあ』と、まるで息子のことを話すような表情で語っていましたからね」(前出・政治部記者)

 

 堀田氏に今回の発言を聞くべく携帯電話に連絡すると、こんな答えが返ってきた。

 

「会見に欠かさず出席するのは、それが仕事だからですよ。国民民主党に特別に期待しているわけじゃないです。汚物まみれと言ったのは、あの4人はそれぞれ、辞め方が悪かった。その悪い部分を汚物と言っただけです。国政に打って出るんだから、その理由は質疑のある会見で明らかにしないといけませんよ」

 

 と手厳しい様子だ。

 

「堀田氏の真意は別として、永田町の中でも国民民主党に期待する関係者はたくさんいました。ただ、今回の候補者については、党勢拡大を重視するあまり、しっかり人選をしたとは思えない内容です。特に山尾氏にいたっては、過去の不倫騒動の影響で国民民主党そのものを潰しかねない勢いで批判の声が出ています。党本部は、こうした候補者選びへの苦言を真剣に受け止めるべきですよ」(政治ジャーナリスト)

 

 このままでは政権交代など夢のまた夢……。

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