
完売となったマクドナルドとちいかわのコラボ商品(マクドナルドの公式HPより)
人気マスコットキャラクターのちいかわのコラボ商品が即完売となり、話題を呼んでいる。
「5月16日にマクドナルドがちいかわとコラボしたハッピーセットを発売。ちいかわのキャラクターがマクドナルドの商品や従業員に扮したかわいらしいおもちゃがセットで付くものでした。しかし、発売日に瞬時に完売し、入手困難な状態に。早朝営業の店舗では行列もできたそうです。その後は、ネット上のオークションサイトで3倍ほどの値段で転売される事態が発生しています」(スポーツ紙記者)
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続いてGUが23日に「ちいかわたちの夏休み」をテーマとしたコラボ商品を発売すると、ECサイトにはアクセスが集中している模様だ。
「GUでは、お馴染みのTシャツやソックス、ルームウェアのほかトートバッグなどでコラボがおこなわれました。ECサイトでは販売開始とともに購入しづらくなる現象が起こり、早くも品薄状態です。さらに同日、マクドナルドが第2弾のちいかわコラボセットを発売したところ、完売しています。GUは『おひとりさま1柄1色につき2点まで』、マクドナルドも第2弾から『1人4セットまで』の制限を設けましたが、それを上回る数の購入希望者が殺到しているようです」(同前)
X上では事態を憂慮する声も相次いでいる。
《マックのハッピーセット×ちいかわ、昨日もニュースでやってたけど欲しがってる子どもたちにちゃんと届いてほしい》
《個数制限では甘すぎる、購入対象者を小学生以下のお客さまのみにしないとダメです》
こうした声が上がる理由をスポーツ紙記者が語る。
「マクドナルドのハッピーセットは基本的に“お子様向け”であり、平日の昼までに完売するようでは商品を希望する子供たちに届いていないといった声があります。さらに転売目的の人たちがおもちゃだけをゲットし、ハンバーガーを店の周囲に“捨てる”といった行為もSNS上では問題視されています。GUはメンズ、レディースのほかキッズ商品も取り扱っていました。
これまで、ちいかわには地方の観光名所や名産品とコラボした“ご当地グッズ”が多く存在しました。これはその地方に行かないと買えないもので、経済効果はあったでしょう。ただ、マクドナルドやGUなどの全国に展開するチェーン店では地域活性につながる現象は起きにくいですね」
マクドナルド、GUともにウェブサイトでは“転売禁止”を呼びかけているものの、現時点では個人のモラルに頼らざるを得ない状況だ。今後のコラボ展開にも影響をおよぼしそうだ。