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国民・玉木代表「山尾氏内定取り消し」で噴出「女性を不幸にする男」の猛批判…再燃する過去の“公認取り消し”“元グラドルとの不倫”

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記事投稿日:2025.06.12 17:59 最終更新日:2025.06.12 19:46
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
国民・玉木代表「山尾氏内定取り消し」で噴出「女性を不幸にする男」の猛批判…再燃する過去の“公認取り消し”“元グラドルとの不倫”

6月11日、党首討論後の会見で山尾志桜里氏の公認内定取り消しを受けて、質問に答える国民民主党の玉木雄一郎代表(写真・長谷川 新)

 

 6月11日、国民民主党は両院議員総会で、夏の参院選の全国比例代表候補として事実上の公認をしていた、元衆院議員の山尾志桜里氏の公認を取り消した。山尾氏は前日の10日に出馬会見を開いたばかりだった。

 

 山尾氏をめぐっては、衆院議員時代のガソリン代の不正支出、JR無料パスの私的利用、そして弁護士の倉持麟太郎氏とのダブル不倫問題が再浮上し、SNSなどを中心に出馬に対する批判が殺到。同時に、山尾氏を公認した党への批判の声も高まっていた。

 

 

 政治担当記者が言う。

 

「会見で、不倫問題について山尾氏は『いま新しく言葉をつむぐことはご容赦をいただきたい』などと、明確な説明を避けました。そのため、会見は“失敗”だったと、多くの記者が感じていました」

 

 山尾氏の公認取り消しが決まった11日夜、その理由について国民民主党の玉木雄一郎代表は「有権者、全国の支援者から十分な理解と信頼が得られないと判断した」などと話した。

 

 前出の記者が続ける。

 

「玉木氏は山尾氏を公認することで、過去のさまざまな疑惑が再燃することは十分に理解していたはずですが、11日の夜『(対応が)遅かった。もっと別の対応があったのではないかという批判は、真摯に受けとめたい』と言い訳していました。

 

 しかし、そもそも山尾氏を引っ張り出したのは玉木氏自身で、しかも公認決定後の山尾氏のチラシに、玉木氏は『どうしても必要な人材です』と太鼓判を押すメッセージを寄せていたんです。それなのに、山尾氏にはひとりで会見させたうえ、会見がうまくいかなかったからと、手のひらを返すような仕打ちをするのは少し無責任だと感じる人も多いようです。国民民主党に公認を取り消された後、2024年9月に自死した高橋茉莉氏のことを思い浮かべてしまいました」

 

 故・高橋茉莉氏は、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙で国民民主党の公認候補に内定したものの、同年2月に「法令違反の可能性がある行為があった」として、公認内定を取り消された。

 

 今回の山尾氏の公認取り消し報道後、Xには「女性を不幸にする男」などといった玉木代表への批判が集中している。

 

《高橋茉莉さん:公認内定→取消→自死 小泉みゆきさん:不倫→観光大使自粛 山尾志桜里さん:公認内定→取消 近くの女性を不幸にするの得意すぎるだろ》

 

 小泉みゆきさんは、本誌「SmartFLASH」が2024年11月11日、玉木氏との不倫を報じた相手の元グラビアアイドルだ。玉木氏はこの日の朝、緊急会見を開き「おおむね事実」と不倫を認め、謝罪したのだった。

 

《本人に非がないとは言わないが、玉木の軽薄な口車に乗って人生台無しにされた女性たち。許しがたい無責任男。私が責任取るのでと菅野(山尾)さんごり押しした玉木はどう責任とりつもりなんやろ。》

 

《不倫問題が再燃して大炎上になるのは分かっていたはずなのに、ネットで叩かれ始めたら公認取り消しですか!?》

 

《山尾しおりに同情はしないが、それにしても国民民主玉木、ほんとクズ。女性をゴミのように扱う感じ。》

 

《ここまで酷い仕打ちは見たことが無い!玉木はどういうつもりで、山尾を誘ったのか?どうしても必要な人材だからだろう?候補者を守らず、周りの空気に負けて、簡単に切り捨てるのを見ると、一番信用してはいけない政治家だ!》

 

 山尾氏は公認取り消しから一夜明けた12日午前、「両院議員総会での公認取消決定について」と題した声明文を発表した。国民民主党に離党届を提出したという。

 

 山尾氏の声明文によれば、2024年来、玉木代表から国政復帰の誘いを受けており、2025年に入り、あらためて玉木代表から夏の参院選での出馬要請を受け、その後、玉木代表と同党の榛葉(しんば)賀津也幹事長、2人の同席の上で、重ねて出馬の要請を受けたという。

 

 そして、10日の会見については《代表・幹事長の同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした。ただ、私には辞退の意思はありませんでしたし、会見するという自分の言葉を守る責任がありましたので単独で臨んだ次第です》とつづった。

 

「この部分をみると、玉木氏は会見の内容がどうであれ、内定取り消しを会見前に決めていたと読めます。これはひどい仕打ちではないでしょうか」(政治担当記者)

 

 さらに、山尾氏は玉木代表への不満をつづっている。

 

《今回問題とされた事柄は、全て公認時に周知されていたことです。その事柄について何らかの懸念があるのであれば、公認時に選対面談を設けご指摘を頂戴することができたなら、よりよい状況を作れたようにも思います。面談日程が入らないガバナンスに違和感を覚え、公認前の4月15日に選対面談を申し出た際には、面談は不要とのご判断を頂戴した経緯もありました。このように、党から正式な公認内定を受けても、党の都合で排除されてしまう政党では、志のある方も今後立候補の決断に躊躇してしまうのではないでしょうか。》

 

 そして、最後に

 

《この国政への固い意志を引き出してくれた国民民主党には感謝しつつ、その統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させて頂ければと思っております。さきほど、国民民主党には離党届を提出いたしました》

 

 と、党への決別宣言をしたのだった。

 

「国民民主党の支持率が急落した大きな要因が、山尾氏の公認でした。その不安材料を取り除くため、公認を取り消したように見えます。しかし今回、不誠実に山尾氏を切り捨てたことで、さらなる不安材料を抱えてしまったように見えます」(前出・政治部記者)

 

「どうしても必要な人材」だった山尾氏を、あっさり見限ったことで、自身の無責任ぶりを露呈してしまった玉木代表。公認取り消し騒動は、選挙まで尾を引きそうだ。

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