社会・政治
維新・前原誠司氏「聴くと体が動きますよね」アース・ウインド&ファイアーは松下政経塾の“目覚まし曲”にも【国会議員の“自分応援”ソング】

カメラマンのリクエストに応えてダンスを披露してくれた前原誠司衆院議員(写真・保坂駱駝)
テープがすり切れるほどリピートした曲、厚い“壁”にぶつかったときに聴いた曲――。音楽好き政治家に聞いた「自分のための応援ソング」。日本維新の会共同代表・前原誠司衆院議員の一曲は、アース・ウインド&ファイアーの『ブギー・ワンダーランド』だ。
「天地真理が歌の最初の記憶で、中学のころはピンク・レディーの全盛期。高校に上がると若干こだわりが出てきて、洋楽を聴くようになったんです。そんなとき、軽音部の友人が演奏していたことで、アース・ウインド&ファイアーを知りました。
当時、人気絶頂で、どこへ行ってもかかっていました。やはり『ブギー・ワンダーランド』がいちばんかな。聴くと体が動きますよね。この曲と『サイド・バイ・サイド』『レッツグルーヴ』は何百、何千回は聴いているはずです。
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ディスコ全盛期のグループですが、僕が実際に踊りに行ったのは……国会議員になって1年め、誘われてジュリアナ東京に1回だけですね(笑)。
その代わりによく聴いたのは、車の運転中です。大学1回生で免許を取り、中古で買ったマツダのコスモを運転しながら、テープが擦り切れるほど聴きました。軟式野球部の練習の後、アルバイト先の学習塾までの車中で、好きな曲を大声で歌うんです。
コスモはミッション車でしたが、彼女ができてからは、手をつなぎたいからオートマのトヨタ・セリカXXに乗り換えました(笑)。3歳上の姉が、エアチェックでおすすめの曲をカセットにダビングし、いつも僕にくれたんです。デートでよくかけたのは、松田聖子やユーミン、山下達郎、久保田利伸……当時のカセットは、いまも持っていますよ。
日本人歌手でいまいちばん聴いているのは、稲垣潤一です。ハスキーな声が好きで、変な言い方ですが、ちょっと神経質そうなところも大好き(笑)。女性歌手とデュエットした『男と女』はシリーズ5枚すべて持っていて、鈴木聖美(きよみ)との『グッド・バイ・マイ・ラブ』などが印象に残っています。
でも、アースに代わるものはないですね。とにかく自分を元気にさせたいときに、いまはCDで聴いています。
大学卒業後に入塾した松下政経塾では、寮で起床当番になると、目覚ましに好きな曲をかけていいんです。そこでも僕は、アース一択。『今日はスローな感じで起こそう』と『サイド・バイ・サイド』をかけたりね。同期の女性の塾生からも『朝からノリノリ!』と好評でしたよ(笑)」
まえはらせいじ
京都府京都市出身 京都大学法学部卒業 1991年に京都府議会議員に当選。1993年に衆院議員に初当選し、国土交通大臣、外務大臣、国家戦略担当大臣、民主党・民進党代表などを歴任
取材/文・鈴木隆祐