玉木雄一郎氏 「電車移動」投稿が大拡散「書くのも見るのも好き」SNS頼みの選挙戦

 

　東京都議選のための街頭演説を諸島部の八丈島から開始した国民民主党の玉木雄一郎代表。ほぼ連日、複数の街頭に立つ予定という。告示翌日の6月14日、玉木氏の街宣先までの移動風景を撮った写真がXに投稿され、閲覧回数は600万回を超えた。

 

「投稿主は『国民民主＿勝手に応援団』というアカウントなので、国民民主党の支持者と思われます。JRの車内で携帯を見ている玉木さんの写真が、《電車に乗ったら#玉木雄一郎 議員が普通にいた》というコメントとともに投稿されました。投稿当日の玉木さんは八王子市から遊説を開始し、国立市、東久留米市、小金井市、武蔵野市と都下市部を回り、世田谷区から町田市に移動しています」（大手紙の政治部記者）

 

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　日頃から移動には電車を使うことが多いという玉木氏。同投稿からほどなく玉木氏本人が、「今日は結構、電車を使って移動しています」とリプライしている。遊説が続く今後も、意外な場所で目撃された玉木代表が続々とSNS上に現れると思われる。ただ、参院選も目前に控えた今、国民民主党の関係者が思案顔でこう打ち明けた。

 

「目下、最大の頭痛の種は、山尾志桜里さんの公認取り消しの件です。玉木さんがSNSや街宣などで表舞台に立てば、やはり山尾さんの件の謝罪から始めざるをえないのです。そのたびに矢面に立たされることになるので、玉木さんの露出については候補者も判断が難しいんです。それぞれ頭を悩ませていると思います」

 

　とはいえ、依然として“玉木私党”とも評される同党の実情を考慮すれば、玉木氏の街宣を中心とした選挙運動をせざるを得ないのも事実だ。

 

「山尾さんも『玉木さんはXばかり気にしている』と言っていたようですが、実際に玉木さんは、Xに投稿するのも、読むのも好き。そのきっかけは、先の総選挙の躍進にあります。玉木さんは躍進の要因の一つを、選挙最終日、東京駅前に数百人が集まった旗おろし風景がSNSで拡散されたことだと考えているようです。以来、玉木さんはSNSにますますのめり込んでいます。

 

　玉木さんとしては、街宣で可能な限り聴衆を集めたい。国民民主党が擁立する候補には、区議会議員選挙で落選して挑戦している候補者もいますし、やはり候補者の実績や知名度不足は否めません。玉木さんは何が何でも聴衆を集めることを第一にしているのでしょう」（前出・政治部記者）

 

　玉木代表の不倫、山尾ショックを経て、国民はいかなる審判を下すのか。