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「理解が難しい」玉木雄一郎氏の“女性蔑視”発言に批判殺到、Xで釈明も「適当な言い訳」と党関係者

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記事投稿日:2025.06.25 20:05 最終更新日:2025.06.25 20:37
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「理解が難しい」玉木雄一郎氏の“女性蔑視”発言に批判殺到、Xで釈明も「適当な言い訳」と党関係者

6月11日、党首討論後の会見で山尾志桜里氏の公認内定取り消しを受けて、質問に答える国民民主党の玉木雄一郎代表(写真・長谷川 新)

 

 国民民主党玉木雄一郎代表が6月24日、都内の日本外国特派員協会で会見した際の発言がSNSで物議を醸している。記者から、党の支持層で女性が極端に少ないことの背景を問われた玉木代表は、「私たちの政策は男性だけでなく女性にとってもいいものだと考えています。ただ、女性にとってはその内容がまだ理解しづらいのだと思います」と英語で答えたのだ。女性の理解力についての侮蔑とも受け取れるこの発言に、批判が殺到している。

 

 会見には海外メディアの記者も多数出席したことから、玉木代表は英語で答えたようだ。この質問については、「なんででしょうね」とぼやきとも取れる日本語をまじえたため、一部の記者からは笑い声も上がった。会見に出席したジャーナリストが明かす。

 

 

「玉木さんは、2020年9月の結党以来、女性の支持を得られていないと記者の指摘を認めたうえで、『多くの人が私たちの言っていることが複雑でわかりづらいと言っています』という趣旨の発言をしたんです。さらにその後、昨年の総選挙で103万円の壁問題を打ち出したことで政策がわかりやすくなったものの、女性にとってはその内容もまだ理解し難いのではないか、と推測していました。

 

 質問にはフリートークで答えていたので、玉木さんの発言には主語が抜けることがよくありました。なので、理解が進んでいないのが女性だと断定するつもりはなかった可能性はありますが、会見にいた記者は文脈から女性を指したものと受け取ったと思いますね」

 

 問題の玉木代表の発言とは、「 So, I think our policy is good not only for men but also for women. (私たちの政策は男性だけでなく女性にとっても良いものだと考えています)」に続く、「But I think it’s very difficult to understand for them.(しかし、それは理解が難しいものだと思います)」だ。この最後の「them」がなにを指しているのかで解釈が分かれるが、前の発言の文脈からして、多くの人は「女性」ととらえている。この2行を翻訳ソフトにかけたところ、やはり「女性にはわかりづらい」という趣旨で翻訳された。

 

 翌25日、玉木代表はXを更新。《私がお伝えしたかったのは「国民民主党の政策は女性にとっても良い政策だと考えていますが、実際には女性に届いていない実状があり、それについて難しさを感じています」でした。》と真意を説明した。女性を蔑視する意図はなかったとしつつも、《本来は、例えば、「it’s very difficult to deliver to them.」というような表現を使うべきでした》と反省を述べ、謝罪している。

 

 だが、こうした玉木代表の釈明について、国民民主党関係者が呆れ顔でこう語った。

 

「玉木さんは、財務省時代にハーバード大学ケネディスクールに留学。MPP(公共経営修士)も取得しています。英語が不得意なわけがありません。しかも、文法上のミスではなく、そもそも『understand(理解)』という言葉を使っていますから、Xでのこのような弁明は、やはり批判が上がったために後付けで言い訳したと捉えられても仕方がない。こんな適当な言い訳をして許されるわけがありませんよ。

 

 そもそも国民民主党の支持率が安定しないのは、自身の不倫問題を抱えたまま、山尾さんの公認問題まで引き起こしたことです。女性への考え方をどこかで根本的に改めないと、国民民主党が女性からの支持を得ることは永遠にできないんじゃないかと思いますね」

 

 参院選が迫る中、党首自らが不評を招いてしまったようだ。

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