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「北朝鮮と中国の傀儡」ムン・ジェインの赤い人脈図

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.03.02 06:00 最終更新日:2018.03.02 08:48

「北朝鮮と中国の傀儡」ムン・ジェインの赤い人脈図

 

「決着のついている話を白紙に戻すというのは断じて許せない。韓国に行けば、慰安婦問題がまた蒸し返される」

 

 麻生太郎副総理は、安倍晋三首相に「訪韓反対」を強く迫ったという。

 

 2月9日に訪韓した安倍首相は、平昌五輪開会式に先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と対峙。文政権は、日韓で交わされた慰安婦問題の合意を反故にしようとしている。さらに、北朝鮮危機の最中に南北対話路線を進め、日米韓の足並みを乱している。

 

 じつは文政権には、北朝鮮の意を受けたかのような「赤い人脈」が、はびこっているという。

 

「文大統領は、大学在学中に学生運動に参加し、逮捕されています。弁護士時代は、盧武鉉元大統領とともに釜山で弁護士事務所を開き、労働運動家や過激な学生運動家の弁護を手がけました。

 

 盧武鉉政権で秘書官、秘書室長として政権を支え、盧武鉉譲りの親北派になっていったのです」(麗澤大学客員教授・西岡力氏)

 

 親北派の急先鋒は、大統領秘書室長の任鍾晳氏である。任氏は学生時代、全大協(全国大学生代表者協議会)の3代目議長だった。同団体の女子学生を平壌に派遣して国家保安法違反に問われ、投獄された経験がある。

 

「任氏は、国会議員当選後、公務で訪米しようとした際、入国を拒否された人物。彼の部下の大統領秘書官26人中10人が、1980年代に全大協のメンバーだった。彼らはいまだに転向宣言をしていません」(同前)

 

 これがなぜ危険なのか。「統一日報」論説主幹の洪熒氏が解説する。

 

「文政権の秘書官や行政官の多くは、金日成主義である『主体思想』を学んだ経験があります。左翼活動家の多くは、学生時代に全大協に参加しています。彼らの理想は、『南北連邦制』の実現。

 

 これは朝鮮半島における『1国家2体制2政府』を想定し、南北の地方政府がそれぞれ国防、外交権を持ち、地方政府の上位に連邦国家の中央政府があるというものです。青瓦台(大統領官邸)が『親北』勢力に乗っ取られているのです」

 

■情報線も骨抜きに 背後にはあの大国が…

 

 対北諜報戦の中枢を担う情報機関である国家情報院(国情院)も侵食されている。文大統領は職務範囲の縮小、捜査権の放棄など「改革」を進めているのだ。元韓国国防省情報分析官の高永喆氏はこの状況に危機感を募らせる。

 

「国情院トップの徐薫氏は、かつて北朝鮮に通い、金正日や朝鮮労働党幹部と気脈を通じています。徐氏は2007年、北の情報機関員と秘密裏に接触していたことが発覚し、問題となっています」

 

 もはや北朝鮮の傀儡ではないか。そしてその裏に、あの大国の存在がある。

 

「文在寅は親中です。慰安婦問題蒸し返しの背後には中国の関与があります。戦時下での朝鮮人強制労働を描いた映画『軍艦島』の製作会社が、中国企業が買収した企業なのは象徴的です。韓国は中・朝対日本の代理戦争をさせられているのです」(前出・洪氏)

 

 そもそも、対北朝鮮で同盟を結ぶ相手ではないのである。

 

(週刊FLASH 2018年2月20日号)

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