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『日曜討論』司会・牛田茉友候補の“予想外の苦戦”頼みの綱は「選挙妨害」アピールの同情票、想定外には“泣く”素顔

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記事投稿日:2025.07.15 15:29 最終更新日:2025.07.15 15:29
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『日曜討論』司会・牛田茉友候補の“予想外の苦戦”頼みの綱は「選挙妨害」アピールの同情票、想定外には“泣く”素顔

参院選東京選挙区には牛田茉友候補を含め32人が立候補している(写真・共同通信)

 

 終盤選に入った参院選、諸派と無所属を含めた総勢32人で、補欠分(任期3年)を合わせた7議席を争う東京選挙区では、激戦が繰り広げられている。

 

 2人を擁立した国民民主党だが、選挙前には確実視されていた「2人とも当選」が危うい情勢とも伝えられる。選対本部関係者が浮かない顔でこう明かした。

 

 

「NHKアナウンサーだった牛田茉友候補は知名度を生かして空中戦を展開し、あわよくばトップ当選を目指していました。ところが党内では、情勢は選挙前より後退しているようだ、という見方が強いです。

 

 さすがにアナウンサー出身なので、演説でも声がよく通りますが、『言葉に生活感が感じられない』という指摘を支援者から聞きます。とはいえ、三顧の礼で迎えた牛田さんを落とすわけにはいかず、予想外に自力で票が取れない彼女を心配しているといったところです」

 

 牛田氏陣営は鳩山由紀夫元首相の長男、紀一郎が選対本部長を務める。当選請負人といわれる、著名な選挙コンサルタントも加わっているともささやかれるが、終盤にさしかかり“戦法”に変化が見え始めたようだ。演説も含め、しきりに発信されるようになったのが、「妨害には屈しない」というフレーズだ。

 

「遊説中に牛田氏が、正体不明の車両に追跡されたと報じられています。選挙戦中ですから、メディア関係の車両だった可能性もありますが、兵庫県知事選でも話題となった『選挙妨害』を受けたのでは、ともいわれています。しかし、このことをアピールすることで、牛田氏陣営に同情票も獲得しようという狙いもあるのかもしれません」

 

 2009年にNHKに入局した牛田氏は、山口放送局などを経て、2015年に東京アナウンス室に異動、その後一度、大阪放送局に移り、2023年8月から東京アナウンス室に戻った。2024年4月から政治討論番組『日曜討論』の司会を務めた牛田氏は、出馬にあたってか、2025年4月に番組を降板。じつは彼女は、1回めの東京アナウンス室在籍時にも同番組の司会を約1年半、務めている。NHK関係者が語る。

 

「じつは以前、別の党からの出馬打診があったという噂がありました。なので、いつか政治家転向もあるとは思っていました。国民民主党の玉木雄一郎代表が、いつから牛田さんを口説いていたのかわかりませんが、その気があるなら、せめて番組改編期の3月までに決めてほしかったところはあります。実際、調整は大変でしたから。もっとも、牛田さんはNHKでは『泣きの牛ちゃん』といわれ、仕事でも私生活でも、想定外の事態があると番組を休みたいと言い出すことがよくありました。

 

 参院選では意外な苦戦を強いられているようですが、これで、粘り強さみたいなものが醸成されたのでは。いまは元同僚として、エールを送るだけです」

 

「泣きの牛ちゃん」の奮闘やいかに。

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