社会・政治
『ミヤネ屋』出演の田中真紀子氏、参院選で惨敗した自民党をバッサリ! 健在の“真紀子節”に「YouTubeチャンネル」待望論

舌鋒の鋭さはいまも健在の田中真紀子氏(写真・共同通信)
小泉純一郎内閣で外相、野田佳彦内閣では文部科学相を務めた元衆院議員・田中真紀子氏の発言が、注目を集めている。
田中氏は7月21日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にリモートで生出演。自公与党が惨敗した、前日の参議院選挙について語った。
司会の宮根誠司に、石破茂首相について聞かれた田中氏は「私は、石破さんって方は、たいへん失礼かもしれませんけど、総理大臣の器ではないと、初めからそう思って見ていました」とバッサリ。
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ただ、総理という座にいることへの理解も示し「石破さん、お気の毒なことに、相談する相手も、相談に真剣に乗ってくれる相手もおられないと思います。本当にお気の毒、つらいだろうと思います」と心中を慮った。
続けて田中氏が語ったのは、父・田中角栄氏が首相を辞任する際の逸話だった。
「うちの父が辞めるとき、金脈だとかいろんなこと言われて、もう、たいへんでした。朝6時過ぎに、父が『真紀子、起きてくれ』って言ったんですよ。なんだろうと思ったら、立って厳しい顔をしていて、この人はいま、懊悩しているんだ、辞めるか辞めないか、困ってるんじゃないかって思ったんです。何ですかって言うと『お前、素直に意見を言ってくれ。お父さんは辞めるべきか、辞めざるべきか、どう思う?』と。自分で判断がつかないんですよ、渦中にいる人って。私は即答しました。『お父さん、つらいかもしれないけど、いますぐ辞めたほうがいいです。世間がもう一度、やっぱり田中角栄だという時代が来るかもしれない。そのときに備えて、いまはきれいに身を引いたほうがいいです』と言ったら、私の顔を黙って見て『わかった』って、にこっとして、私に握手して、出てったんです」
角栄氏が首相の辞任を発表したのは、その直後だったという。
そして、石破首相が続投の意思を示していることについては「辞めたほうがいい。負けたんですから。早く引っ込んだらいい」と即答した。
この“真紀子節”に、Xでは
《ミヤネ屋の田中真紀子がバッサリ物申してくれてて気持ちが良いwww》
《田中真紀子氏にこんなに共感するのは初めてかもしれん》
などの声が多数。さらには
《YouTubeで田中真紀子チャンネル始めてくれないかしら》
《この人、政治家やるよりYouTubeとかやって完全にブレーキ外して言いたい放題したほうが絶対におもろいのに》
と「田中真紀子チャンネル」で、自由に語ってほしいという意見も少なくない。
御年81歳。口達者ぶりは相変わらずのようだ。