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小泉進次郎氏、米価対策を自画自賛も「コメどころ」で相次いだ自民敗北…選挙結果にも苦言で目立つ「自分ファースト」

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記事投稿日:2025.07.23 16:20 最終更新日:2025.07.23 16:20
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
小泉進次郎氏、米価対策を自画自賛も「コメどころ」で相次いだ自民敗北…選挙結果にも苦言で目立つ「自分ファースト」

5月27日、参院農水委員会で登壇した小泉進次郎氏

 

 自民・公明の与党が過半数割れの惨敗に終わった参院選。自民党内では「石破おろし」の風が強まっているが、日本テレビと読売新聞が7月21・22日におこなった緊急世論調査では「石破内閣を支持しない」が前回比14ポイント増えて67%、「石破首相は辞任するべき」が54%だった。

 

 また、同調査で「自民党中心の政権継続なら次の首相にふさわしいのは?」の質問では、高市早苗元経済安保相の26%に次いで小泉進次郎農水大臣が22%になり、一桁%だった他の候補を大きく引き離した。

 

 その小泉氏が、7月22日、記者会見をおこなった。備蓄米の放出を一般競争入札から随意契約に変えたコメ政策について自画自賛し、石破首相から距離をおく「自分ファースト」のコメントをする場面があった。

 

 

「コメ政策が参院選に与えた影響について聞かれた小泉氏は『主要な争点にならないぐらい、価格に対する政策効果を発揮できた』と、高騰した米価を抑制して、国民から大きな評価を受けたとの認識を示しました。

 

 しかし、選挙中、農家の人たちから『小泉大臣は農業の素人だ』という辛辣な声もあがっていました。このことは小泉氏も気にしていたようで、会見では『生産者のことを見ていないのではないかという、こういった懸念が一部あったことは事実だと思います』と認めています」(政治ジャーナリスト)

 

 今回の選挙では、かねてから「勝敗の鍵を握るのは1人区」と言われていたが、いわゆる「コメどころ」の結果を見ると青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、新潟県、富山県は野党系や無所属候補が勝利を収めている。“農家の反乱” があったことは間違いない。

 

 しかし、小泉氏は記者会見で定員3人の北海道選挙区を引き合いに出し、「当初、なかなか2議席自民党はきついと思われたが、岩本(剛人)さんが最後の議席をとった」とドヤ顔で語ると、自民党内からも「話のすり替えがうますぎる」といった声があがった。

 

 さらに、石破首相の談話についても言及。

 

「小泉氏は選挙結果を聞かれると『比較第一党という、そういった表現を総理も幹事長もされていますけれども、私はむしろそこに胸を張るのではなくて、目標としていた50(議席)、この「過半数を達成しなければいけない」という目標を達成できなかったことを重く受け止めるべきだ』と述べました。

 

 参院選の総括もできていない段階で、石破首相や森山幹事長に対して否定的とも取られかねない発言です。早くも総裁選のことを考えているのでしょうか。『自分ファースト』は相変わらずですね」(永田町関係者)

 

 石破首相は、8月末までに退陣を表明するとの報道も出ているが、はたして総裁選の号令は鳴るのだろうか。

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