社会・政治
参政党・さや氏、“師匠” 田母神俊雄氏が明かす「当選後の肉声」…2014年には “田母神ガールズ” として都知事選応援も

参院選の出馬会見の際のさや氏(左)と田母神俊雄氏(写真提供・田母神氏)
参院選・東京選挙区で66万超の票を獲得して当選し、参政党躍進の象徴になったのがさや氏だ。元ジャズ歌手で、当選後に、有名作曲家・塩入俊哉氏と結婚しており、本名が塩入清香であることを明らかにしたが、いまだに謎が多い。そんな彼女の師といえる存在が、元航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。
「私が自衛隊を辞めた後に出演していたYouTubeの番組『田母神塾』のアシスタントとして会ったのが最初です。彼女はまだ20代でした。当時から政治に興味はあったんだろうけれど、政治活動をやろうとか、ましてや議員になろうなんて考えていなかったと思いますよ」(以下「」内は田母神氏)
田母神氏は、2014年の東京都知事選挙に出馬。さや氏は “田母神ガールズ” の一員として、応援活動にも参加した。
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「もともと歌手をやっているだけあって、人前に出ても平気だし、人を引きつけるものがあるんだろうね。選挙戦の演説もなかなかのものでした。非常に真面目な性格で、『長幼の序』ということもしっかりとわきまえている。他人をバカにした態度を取ることもけっしてない。なんというか、人から愛される性格なんでしょう、彼女は」
さや氏が当選を決めた20日の夜、田母神氏に電話があったという。
「さやちゃんからね、『ありがとうございました』と。最初は当選すると思っていなかったし、私も思わず涙が出ましたね」
じつは今回の参院選でも田母神氏に参政党・神谷代表から出馬の要請があったという。
「今回は若い人におまかせをして、私は保守勢力を結集させる動きと応援にまわることにして辞退いたしました」
国会議員となったさや氏に、田母神氏が期待することは?
「自分の意見を曲げず、しっかりと主張する政治家になってもらいたい。政治とは妥協の産物であり、自分の意見どおりにはならないものである。とはいえ、主張を曲げてはいけないんです。そういう政治家になってほしいと願っています」
はたして、師匠の意思を受け継げるのか。