社会・政治
『行列』弁護士・北村春男氏、石破首相を「醜く奇妙な生き物」呼ばわりで批判殺到 持ち味の“強い言葉”が裏目に

2025年参院選で演説中の北村晴男氏。全国最多の約97万票を獲得した(写真・梅基展央)
7月20日に投開票がおこなわれた参議院議員選挙で、日本保守党から初当選を果たした、弁護士の北村晴男氏。だがその言動に、疑問の声が集まっている。
「北村さんは7月27日、Xで石破茂首相について《醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本。一刻の猶予も無い。》と投稿。それ以前にも、石破首相を《工作員》などと表現していました」
Xでは、北村氏の投稿を批判する声が飛びかっている。
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《一国の首相にこの言い方は無いだろ。名誉毀損や侮辱罪を問われる投稿。勘違いも程々にしろよ。》
《誰でもそうだけど、批判はいいと思うけど、言い方は考えた方がいいと思う。あまりに汚い言葉を聞くと気分が悪くなる。》
《弁護士でありながらここまで下劣な誹謗中傷を繰り返すとは。》
現在69歳の北村氏は、幅広い分野の訴訟を担当する弁護士でありながら、2025年3月に終了した人気バラエティ番組『行列のできる相談所』(日本テレビ系)に出演するなど、テレビでもおなじみな存在だった。
「日本保守党の党首である百田尚樹さんとも交流があり、党の法律顧問も務めています。先の参院選に出馬した動機については、『このままでは日本が壊れてしまうと思った』と発言していました。
もともと、自民党の最高顧問を務めている麻生太郎さんとも親しくしており、2007年には麻生さんの応援演説もおこなっています。また、自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が問題視された件について、『宗教団体に顔出したからけしからんって、とんでもない話』と自身のYouTubeで発言しており、政治について独自の目線を持っていました。
人気番組に長年、出演し、ときに強い言葉で法律を説明する態度は、老若男女問わず人気を集めました。選挙戦中も街頭演説で『もし当選したら、アホな政治家を質問攻めして、いかに無能で使命感がないかということを発信したい』と、番組を彷彿とさせる強気な言葉で訴えていました。
今回は、北村さんの持ち味だった“強い言葉”が、裏目に出てしまったようです」(芸能記者)
はっきりと意見する姿勢は、ときにはトラブル、足を引っ張られることにもなる。政治家として、言葉選びには慎重さが求められそうだ。