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横浜花火大会で台船が“大爆発”、会場は将棋倒し寸前の大混乱…参加者からは「韓国の群衆雪崩を思い出した」と怯える声も

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記事投稿日:2025.08.05 20:37 最終更新日:2025.08.06 11:58
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
横浜花火大会で台船が“大爆発”、会場は将棋倒し寸前の大混乱…参加者からは「韓国の群衆雪崩を思い出した」と怯える声も

2025年8月4日、横浜市でおこなわれた「みなとみらいスマートフェスティバル」。例年よりも低い位置で花火が上がっていた

 

 8月4日、横浜市みなとみらいでおこなわれたイベントで、海上から花火を打ち上げる台船2隻が炎上する事故が起きた。このイベントは地元企業などが主体となり開催した「みなとみらいスマートフェスティバル」で、花火は19時30分から55分までの25分間に2万発が打ち上げられる予定だった。

 

 この事故をイベント会場で目の当たりにしたという男性が、当時の状況を語る。

 

「私がいたのは海のそばの席で、チケット代は1万円でした。予定通り19時半から花火が始まったのですが、開始10分を過ぎたあたりから“異変”を感じました。ちゃんと打ち上がらずに、低い位置で開く花火が多くなってきたんです。なんだかおかしいなと思っていたら、19時50分前くらいで会場に流れていた音楽が止まり、『途中ですが、安全のためにこれで花火の打ち上げを中止します』というアナウンスが流れました。そこで観客からは『ええ〜』という不満の声とともに、『船が燃えてる』『大丈夫なのか』という驚く声が上がりました。そのときまで私は、まさか船が燃えているとは思わず、ふと船を見ると海面で爆発している様子が見えたので、これはマズいと焦りました。

 

 事前に、規制退場だから花火終了後も指示があるまで動かないよう説明を受けていたのですが、一部の観客は慌てて逃げようとしていて、逆に火事を見ようとする観客もいて、そのあたりは混乱していました。出口付近も、将棋倒しになるんじゃないかと心配するくらいぎゅうぎゅうになっていましたが、警官の数も少なく、一歩間違えたら、何年か前に韓国で起きた群衆雪崩のようなことになるんじゃないかと、恐怖感をおぼえました」

 

 

 会場にいた別の男性はこう語る。

 

「私は無料で花火が見られる赤レンガ倉庫前の広場で観ていました。そこから打ち上げの台船は見えませんでしたが、途中から『今年はやたら仕掛け花火が多いね。下の方ばかり光っている。水面での半円の花火が多いね』と話していたのです。何かおかしいと、周囲の人も話していました。終盤でさあフィナーレだと思っていたら、一向に花火が上がらなくなった。もう終わったのかと諦めて帰ろうとすると、また1発上がったりと、最後はよくわからないままで終わったんです。

 

 有料席はアナウンスがあり、状況が分かったようですが、それ以外の会場周辺には一切アナウンスもなく、警備員に聞いても『何か事故があったらしいですが、わかりません』と言うのみ。結局21時を過ぎてもそこから出ることができず、家に帰ってニュースを見て初めて事故のことを知りました」

 

 火災が起きたのは、打ち上げ用の台船8隻のうち2隻で、台船に乗っていた作業員5人は海に飛び込み救助された。そのうち1人は怪我をしたが、命に別状はないとのこと。

 

 本誌では事故について問い合わせようと、イベントの実行委員会に何度も電話をかけたが、「ただいま電話が込み合っております。またのおかけ直しをお願いします」という自動音声が流れるのみで、連絡は付かなかった。

 

 有料席だけで2万人、花火大会の人出は約20万人と、全国でも屈指の人出を誇る花火大会。一歩間違えれば大惨事になりかねない事故だけに、徹底的な対策が講じられるべきだろう。

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