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参政党・神谷代表、「終戦の日」靖国参拝で “あざとすぎるPR”…「ポスト石破」小泉農水相は “こっそりと” 参拝

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記事投稿日:2025.08.18 14:45 最終更新日:2025.08.18 14:45
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
参政党・神谷代表、「終戦の日」靖国参拝で “あざとすぎるPR”…「ポスト石破」小泉農水相は “こっそりと” 参拝

参拝者の間をぬって移動する参政党・神谷宗幣代表(写真・梅基展央)

 

 終戦から80年の節目となった8月15日、東京の靖国神社には早朝から参拝者が長蛇の列をなしていた。

 

「朝6時の開門前から参拝客が殺到し、お昼前には本殿への参拝は2時間待ちとアナウンスが流れていました」(政治部記者)

 

 

 さらに、神社の周辺はそこかしこに国旗や旭日旗がはためく物々しい雰囲気だった。

 

「制服姿の警察官はもちろん、スーツ姿の警視庁公安部の職員も例年以上に多かったように思います。靖国神社の外では参拝に反対する団体のデモがおこなわれていましたが、それに右翼団体とみられる人が怒声を上げたり、詰め寄ったところを警官に制止されるなどの緊迫した場面も見られました」(同前)

 

 7月の参議院選挙で大敗した自民党は、石破茂首相が参拝を見送った一方、“ポスト石破” を窺う議員たちが続々と姿を見せていた。

 

「朝8時前に小林鷹之衆議院議員が姿を見せた直後、『産経新聞』の6月の世論調査で『次の首相』トップに選ばれた小泉進次郎農水相が参拝しました。小林議員、同じく参拝した高市早苗衆議院議員は取材に応じましたが、小泉農水相は参拝を終えると足早に去ってしまいました」(同前)

 

 小泉農水相をはじめ、ほとんどの議員は規制された “裏口” から出入りをしていたが、午前10時過ぎに一般の参拝者が並ぶ境内に現われたのが、参政党神谷宗幣代表だ。梅村みずほ参議院議員ら所属する全国会議員、地方議会議員ら総勢88名で参拝。さらに、神谷代表は一般の参拝者が見守るなかでメディアの囲み取材にも応じた。

 

「神谷代表が近づくと、拍手や歓声を上げる参拝者の姿が見られました。スマホで撮影する人も多く、撮られた動画や画像がSNSで拡散されることも織り込み済みなのでしょう。 “日本人ファースト” を掲げて自民党を支持していた保守層を切り崩した参政党にとって、戦後80年の今年の参拝は極右を含む保守層にアピールする絶好の機会になったと思います。閣僚である小泉農水相が取材にも応じず、参拝を終えるとコソコソと帰ってしまったのとは対照的です」(政治部デスク)

 

 保守層への “あざとすぎるPR” に成功した神谷代表。参院選に続き、靖国参拝でも、自民党は参政党に完敗したようだ。

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