社会・政治
鬼越トマホークが“アンバサダー任命”も…「レンタル怖い人」がわずか9日でサービス終了 広がる憶測とは

8月29日、一見コワモテな見た目が売りのお笑いコンビ『鬼越トマホーク』の良ちゃんが、Xで《どうもレンタル怖い人です》の一文とともに、金ちゃんと2人で“凄んだ顔”のツーショットをアップ。神棚と刀が掲げられた部屋で、光沢スーツを着て“ヤンキー座り”をした2人がメンチを切っている。この厳つい写真は450万回近く表示され、《怖すぎて》《事務所似合う》《レンタル面白い人やん》などのコメントが寄せられ、大反響を呼んでいる。
同ポストにある「レンタル怖い人」は、8月下旬にネット上に突如登場した同名のサービスを意識していると思われる。同社のHPには次のような謳い文句が記されている。
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「威圧感のある見た目の『怖い人』を貸し出します。いじめや対人トラブルの解決にご活用ください。トラブルではなくても『とにかくそばにいてほしい』という内容でもご対応可能です」
また、同社は公式Xで良ちゃんの同ポストを引用し、《レンタル怖い人アンバサダーに任命します。おめでとうございます》と投稿したことも話題となった。
「『レンタル怖い人』の公式サイトの『スタッフ一覧』を見ると、モザイク越しですが、二の腕にびっちりタトゥーの入った、いかつい系の男性3人の写真が掲載されており、《※30〜50代の男性スタッフが在籍しています》などと説明されています。さらに、実際の『解決事例』として、近所の騒音トラブルや、職場のいじめ、浮気・不倫などを解決した成功例が記載されていました」(スポーツ紙記者)
突如、登場した同社のサービスをめぐっては、X上でも、
《ストーカー対策できそう。ストーカーに注意してもらうとかどう?》
《怖い人の「顔を借りる」だけってかなり需要あると思います》
など、面白がる声もあった一方で、
《サイトに特定商取引法に基づく表記が一才ありません。余程の情弱以外はこんなのに騙されないとは思いますがお気を付けてください》
《ややこしいことになった時、「レンタルこわい人」は「本当に怖い人」から身を守れるのだろうか》
など、サービス内容を不安視する声も出ていた。
そうしたなか、8月31日、同社はサービスの終了を発表したのだ。営業期間はわずか9日だ。その早すぎる幕引きに、何があったのかと話題となっている。
「同社はXで、突然《諸事情により当サービスは終了しました》と投稿。コメント欄には、《レンタルもっと怖い人出てきたんやろな》《スピード感的に本家の人達に怒られたのかな。。警察や司法はこのスピード感で仕事できなさそう》などの声が寄せられています。同社のXのポストは、どの投稿もバズっていましたが、皮肉にも最後のポストが、3100万回を超えるインプレッションと、過去最高の注目度となってしまいました。
いずれにせよ、まかり間違えれば恐喝に利用されてしまう可能性のある危険なビジネスモデルだったのは間違いありません。そもそも、フォロワーを集めるためだけの架空のサービス内容だったという憶測も出ていますね」(同前)
とにもかくにも、“怖さ”で物事を解決するのはおすすめできない。