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石破首相、小泉農水相にハシゴ外された!「解党的出直しを」 総裁選前倒し “賛成” 匂わせで大打撃

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記事投稿日:2025.09.04 15:30 最終更新日:2025.09.04 15:32
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
石破首相、小泉農水相にハシゴ外された!「解党的出直しを」 総裁選前倒し “賛成” 匂わせで大打撃

石破茂首相(写真・JMPA)

 

 2024年10月の衆院選、2025年6月の都議選、さらに7月の参院選で大敗、3連敗となった自民党。トップである石破茂総裁の責任をめぐり、自民党総裁選の「前倒し」の動きが活発化している。

 

「自民党の党則では、総裁の任期途中でも、所属国会議員と都道府県連代表各1名の合計で、『臨時総裁選の要求』が半数を超えれば、総裁選の前倒しが可能です。現在、自民党所属の衆参議員は295人。そこに47都道府県の代表を足すと342人ですから、過半数は172人です」(政治担当記者)

 

 時事通信は、8月26日から9月3日、衆参両院議長を除く党所属国会議員全員に、文書によるアンケート形式で「総裁選前倒し」について聞いている。

 

 その結果は54人が「前倒しに賛成」、15人が反対、7割超が態度を明らかにしなかったという。

 

「総裁選前倒しに賛成する議員は、原則として議員本人が9月8日の10時から15時に党本部に記名した書類を提出することになります。麻生太郎副総理が自身の派閥総会で賛成の意思を示すなどの動きがあるなか、週末に向けて態度を明らかにしていない7割超の議員が、地元後援会の意見も聞き、どういった決断をするのか……予断を許さない状況が続きます」(自民党関係者)

 

 

 そうしたなか、「令和の米騒動」の沈静化に向け、石破首相が「発信力」に期待をかけて起用した小泉進次郎農林水産相が「前倒しに賛成」とも取れる「匂わせ発言」をして永田町をザワつかせている。

 

「前倒し総裁選が議論になるなか、これまで小泉氏は『農林水産大臣の責務を果たすことに専念したい』と政権擁護の発言をしていました。

 

 しかし9月3日、記者団の質問に答える形で、『解党的出直しが必要。そのとおりの行動をしなければならない』と、『前倒し総裁選、やむなし』と取られる発言をしたのです。

 

 昨年9月の総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相、石破茂首相を抑えて、一時、国会議員の支持数がトップになった小泉氏ですから、影響はかなりあると思います」(前出・政治担当記者)

 

 石破首相は、期待した「発信力」がブーメランのように戻ってきて、ハシゴを外されたような気持ちだろう。

 

 9月4日、石破首相が「追加の経済対策策定を週内にも関係省庁に指示する検討に入った」と共同通信が報じた。だが、これも「延命のための方策」(前出・自民党関係者)と言われるほど、石破首相の求心力は落ちている。はたして、「続投」はできるのか。

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