社会・政治
豊田真由子氏『サン!シャイン』に笑顔で生出演「このハゲ〜!」報道から8年、いまも分かれるメディア露出への賛否

参政党の政調会長補佐に就任した豊田真由子(写真・共同通信)
参政党政調会長補佐に就任した豊田真由子氏が、9月11日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)に生出演し、話題となっている。
9月8日、参政党への入党と、同党の政調会長補佐に就任することが電撃発表された豊田氏。今回の番組出演は、それに合わせての緊急オファーだったようだが……。
「かつての険しい表情とは一変、豊田氏は終始、にこやかでした。何かにつけて『ありがとうございます』と感謝の言葉を述べたかと思えば、自民党時代の先輩でもある杉村太蔵さんに『(あなたとは)大きな差がついてしまって。私は地べたをはったなかで、見上げながら生きております』と、自分を卑下するような発言をしていました」(芸能記者)
【関連記事:宝塚会見に苦言呈した豊田真由子氏、自身の行為棚に上げての発言に大ブーメラン「さすがに節操なさすぎ」】
今回の番組出演を受け、Xではさまざまな反応が見られた。
《可愛くなった》
《一瞬誰かと思った!表情が柔らかくなった》
といった、変化をポジティブに評価する声がある一方、《もうテレビに出るな》といった厳しい意見も寄せられた。かつてのパワハラ報道での、ネガティブイメージを引きずる者も少なくないからだ。
「豊田氏は2017年の自民党議員時代、秘書に対し『このハゲ〜!』などと暴言を吐き、運転中の車の後部座席から運転席を蹴るなどの暴行をはたらいたと、週刊誌に報じられました。国会議員になってからの4年半で、秘書が100人辞めたという一部報道に対しては『辞めたのは15人程度』と反論していました。自民党を離党し、衆院選に無所属で出馬したものの落選。その後はコメンテーターなどの活動をしてきました」(前出・芸能記者)
突然の政界復帰の理由について、本人は番組内で「コメンテーターをしていたころ、安全な場所から言いたいことだけを言っている無責任さを感じていた。また医療や介護の現場でも手伝うなかで、苦しい状況の声を聞きながら、政策としては、どなたのことも助けられない自分の無力さ、ジレンマを感じていた」と語った。
今後、国政復帰、再出馬などはありうるのだろうか。
「彼女は『地味に、地道に、黒子に、下働きに徹したいと思います』と、裏方でいることを強調していましたが、一方で『出馬は、この先、何が起こるかどなたもわからないが、国のために、人のためにという思いはどこで働いても同じだと思う』と、含みを持たせた発言もしています」(同前)
今回の参政党入党やテレビ出演など、一連の動きに関して、芸能プロ関係者はこう語る。
「豊田氏は終始、笑顔を絶やさず、ときおり自虐的なコメントも挟みながら語っていました。8年前の騒動を受け、謙虚さをアピールする戦略なのかもしれません。
しかし、共演した杉村さんから『豊田さんから見て、神谷(宗幣・参政党)代表の発言で、ちょっと違うんじゃないかというところがあれば、率直に教えてほしい』と求められると、彼女はあごに人差し指を当てて、なぜかかわいこぶって『思い当たる節がないですぅ〜』と発言をしていたのが、妙な違和感を覚えました。キャラづけに迷走しているのでしょうか」
過去の報道は、どうやってもついてまわるということだ。