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【自民党総裁選】長井秀和が明かす公明党の“本音”は「高市さん以外なら」連立維持に“忖度”できる候補者の名前

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記事投稿日:2025.10.01 20:47 最終更新日:2025.10.01 20:47
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【自民党総裁選】長井秀和が明かす公明党の“本音”は「高市さん以外なら」連立維持に“忖度”できる候補者の名前

 

 

 石破茂首相が退陣を表明した9月7日、公明党の斉藤鉄夫代表は「保守中道路線で、理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにはいかない」と、自民党新総裁に対し異例の言及をした。公明党は今回の総裁選をどうみているのか? 両親が公明党支持母体の創価学会員で、西東京市議会議員の長井秀和氏が語る。

 

「斉藤代表の発言は、高市(早苗)さんを念頭に置いたものでしょう。創価学会は故・池田大作“大先生”が国連中心主義・平和主義を提言してきましたし、歴史観も“自虐史観”に近い。保守派の高市さんが総裁になれば、学会員と軋轢を生むことは、火を見るより明らかです。公明党の本音は『高市さん以外なら』というところでしょう」

 

 では、公明党が望む候補者は誰なのか。

 

「いちばんは林(芳正)さんでしょう。バランス感覚や実務能力に優れ、公明党との連携でも“忖度”して、組閣時にポストを割り振ってくれる可能性が高いと思います」

 

 大本命とされる小泉進次郎氏も「都合がいい」とみる。

 

「人気があり、学会からすれば“角が立たない”政策を打ち出しています。ただ、党の実力者に配慮し、それぞれの陣営にポストを割り当てるでしょうから、公明党への配分は気になるところです」

 

 小林鷹之氏や茂木敏充氏についてはーー。

 

「小林さんは高市さんの“男版”みたいな印象。茂木さんは学会以外でも人気が薄いので、どちらも反発が出るでしょう」

 

 政治部デスクもこう解説する。

 

「公明党は、創価学会と太いパイプがある小泉氏か林氏を望んでいます。一方で、高市氏は憲法、靖国、財政に関する考え方が違いすぎるという認識です。小泉氏と林氏ならば、いまの連立の枠組みは原則、維持され、もし維新が加わるとしても、関西の選挙区調整で公明党の事情に配慮してくれることが見込めます」

 

 それでは「高市新総裁」が誕生することになれば、公明党は連立を離れるのか。

 

「私は離れないと思います。創価学会には宗教法人法の問題があり、税務調査などで探られたくない腹があります。それを考えると、連立政権からの離脱というのは、ちょっと考えづらい選択ではないかなと。主張することはしておいて、最後は元の鞘に収まる“プロレス”みたいなことを、これまでもしてきていますからね」(長井氏)

 

 今回の総裁選は、公明党にとって吉と出るか凶と出るかーー。

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