
群馬県前橋市の小川晶市長(写真・梅基展央)
最近、不祥事等を起こした当事者が囲み会見の際、ある言葉を残して会見を終了させてしまうことに、現場の記者は悩んでいるという。
「それが静岡県伊東市の田久保眞紀市長がいつも発する『以上でございます』です。一方的に自分の考えを発言し、言い終わるとこの決めセリフとともに会見を終わらせてしまうのです。こちらの質問は一切無視です。定例会見に集まった我々記者たちは『今日も“以上でございます”』で終わりかな、なんて嘆きをよく発したもんです(苦笑)」(一般紙記者)
田久保市長の学歴詐称の疑いが指摘されたことに端を発し、9月1日、市長に対する不信任決議案が市議会に提出され、全会一致で可決した。議会解散か、辞職・失職するかの判断を迫られた市長は、9月10日に議会を解散。これに伴い、市議会選挙が10月19日投開票で実施されることになった。
この学歴詐称問題もようやく落ち着きを見せたかと思いきや、また新たな“不祥事市長”の登場で「以上でございます」が再び脚光を浴びることとなった。
「それが群馬県前橋市の小川晶市長です。彼女は既婚者の部下とラブホテルに複数回行きながら『ホテルに行ったことは間違いない』と認めたものの、『男女の関係はいっさいない』と強調しています。しかも、一方的に自分の主張を述べると、これまた田久保市長同様、『以上でございます』と会見を打ち切ってしまう。今後、また何かの事件で『以上でございます』と同じセリフが使われれば、本当に流行語大賞にノミネートされるかもしれません」(同前)
Xでは小川市長らの発言に対して、
《これ、今年の流行語大賞候補?》
《田久保2号》
と声を上げる人もいる。
「先日、自民党総裁選で高市早苗氏が発した『馬車馬のように働いていただきます』や『ワークライフバランスという言葉を捨てます』という発言もノミネート予想されていますね。
ほかには、ドジャースの大谷翔平選手が佐々木朗希選手に対してアドバイスしたことも話題になっていますね。MLBナ・リーグの地区シリーズ(NLDS)前に行われた会見で、記者から佐々木選手に対して、『先輩である大谷からどんな言葉をかけられたのか』と尋ねられると、『とくに声はかけてもらってないですけど、“早く投げんかい”とかしか言われないです(笑)』と答えていました。今シーズン不調続きだった佐々木さんに対して、大谷さんなりの“気遣い”だったのでしょうね」(スポーツ紙記者)
この大谷の『投げんかい』発言に対してXでは、
《大谷翔平の「早く投げんかい」が流行語候補に》
《ファン「全員思ってたやろ」「早く投げんかい(笑)これ今後流行語にならんかな?》
《朗希 安心して見てられる 早く投げんかいTシャツ、はよー》
と、流行語の予想する声が上がる。この“8文字”アドバイスが効いたかどうかはわからないが、佐々木は9月24日(日本時間25日)のダイヤモンドバックス戦のリリーフで復帰すると、NLDS1回戦のフィリーズ戦まで5試合に登板しているが、いまだ点は取られていない。
2人の侍は流行語大賞受賞とドジャース優勝の2冠達成なるか?