
自民党の高市早苗総裁が10月21日、衆参両院の本会議で第104代首相に指名された。
同日、高市首相は「決断と前進の内閣」として組閣をおこない、記者会見で「変化を恐れず果敢に働く。あらゆる政策を一歩でも二歩でも前進させていく」と語った。
「翌22日、臨時閣議で副大臣26人と大臣政務官28人が決まりました。『多くの女性議員が起用されるのでは』と言われましたが、副大臣は総務省の堀内詔子元五輪相、外務省の国光文乃氏の2名、大臣政務官は6名にとどまりました。ただ、自民は衆参合わせて女性議員は38名しかいません。大臣には財務相に片山さつき氏、経済安保相に小野田紀美氏が任命されていますから、じつは党所属の女性議員の4分の1が政務三役にあてられたのです」(政治部記者)
一方、役職を解かれた女性議員もいる。今井絵理子参院議員は内閣府大臣政務官を退いた。自身のSNSでは感謝の言葉をつづったが、Xでは労いではなく批判の声ばかりが目立つ。
「今井氏は2019年に第4次安倍第2次改造内閣で内閣府大臣政務官に初めて任命され、2024年11月にも石破内閣で同職に起用されました。しかし、今井氏は醜聞が絶えなかったと言えます。まず、2017年7月、『週刊新潮』で神戸市議(当時)との不倫が報じられました。そして2023年7月、自民党女性局フランス視察に参加。局長の松川るい参院議員がエッフェル塔前で『おどけたようなポーズ』で撮った写真をSNSで公開して炎上しましたが、今井氏もパリの街頭で撮影したファッションモデルのような写真をSNSにアップして批判されました。今井氏は自身のXで《無駄な外遊ではありません》と反論しています。さらに、今年4月2日に配信された『文春オンライン』が、今井氏のパワハラにより政策秘書と公設第1秘書が相次いで事務所を退所したという疑惑を報じました」(永田町関係者)
《携わったって?何をなさったか》
《350件以上のコメントあるのに、擁護やお疲れ様的なコメントが1件もない》
《日本の為に何をして下さったのでしょう? タレント議員はもううんざりです》
といった批判が殺到する事態となったようだ。
無役になった今こそ、名誉挽回を期待したいが……。