
所信表明演説をする高市早苗首相(写真・長谷川 新)
10月24日に開かれた国会で、高市早苗首相が所信表明演説をおこなった。
“勝負カラー”のブルーのスーツで演壇に立った高市首相だが、演説を始めようとすると、議員席から大きなヤジが。甲高い男性の声で「暫定税率廃止、スピード後退してますよ!」と何度も繰り返し、高市総理は一瞬、話し始めるのを躊躇するようにもみえた。
演説が始まってからもヤジは止まらず、「統一教会の被害者の権利を守ってください」「裏金問題の全容解明をしましょう!」「何を言っているかわからない!」などと連呼。演説中の高市首相が、話すのをやめる場面もあった。
この状況に、Xでは
《国会中継で野次飛ばしている人達本当に恥ずかしい》
《総理の所信表明演説を、聞こえなくなるレベルの野次で妨害するのは、大人としてあまりに情けなさすぎるだろ》
など、批判の声が渦巻いた。タレントのフィフィも、Xで
《さっきから高市総理の所信表明演説で、ヤジ飛ばして邪魔してるのがいるけど、国民の聞く権利の侵害です!さっさとつまみ出して欲しい、ちゃんと聞きたいのに集中できない、頼むよ》
と非難した。所信表明演説を中継していた『ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演した、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏も、
「これ、いけませんよ。感心しません。総理大臣が初めての所信表明で何を言うのか、みんな聞こうとしているのに、ヤジばっかりになっちゃって、中身がわかんないじゃないですか。こういうのは国会議員としてよろしくないです」
と苦言を呈する事態になった。
ネット上ではヤジを飛ばした議員の特定も進んでいるが、飛ばしたのは1人や2人ではない。そもそも、ヤジは国会での慣習的なものという一面もある。とはいえ、あからさまな妨害に憤慨した人も多かったようだ。
高市内閣は71%(NNN・読売新聞社調査)という高い支持率で、なかでも若い世代から人気が強いという調査結果が出ている。ヤジを発した議員が、多くの国民から反感を買ったことは間違いなさそうだ。
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