
立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(写真・長谷川 新)
立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が、連日のようにSNSで “猛攻撃” を受けている。
「10月26日、小野田紀美経済安保担当相が自身のXに、週刊誌の取材で地元の支持者や同級生から《どこで個人情報が漏れているのか分からないが怖い、気持ち悪い》と苦情が届いていることをポストしました。
これに杉尾氏が28日、自身のXに《どんな取材行為だったかは分からない。ただ、常識を逸脱したようなものでなければ、メディアの取材を「迷惑行為」と決めつけるのは言い過ぎではないか。特に権力の側にいるものはチェックされるのが当たり前なのだ。私はこの投稿に強い違和感を覚える》とポストしたところ、SNS上に『杉尾氏批判』が殺到しました。
その後も、大量の迷惑メールが送りつけられ、11月4日の投稿では1530通になったことを明らかにしました。そのため、警視庁麹町署に被害届を提出・受理されたことを、12日にXで報告しています」(政治担当記者)
そうしたなか、12日の参院予算委員会で質問に立った杉尾氏。高市早苗首相や片山さつき財務相の過去発言を厳しく追及した。
「片山大臣が2012年に『ホームレスが糖尿病になる国だ。生活保護は生きるか死ぬかのレベルの人がもらうもの』と発言したことや、同年に高市首相が講演で、『社会保障全般に関して、さもしい顔してもらえるものをもらおう、弱者のフリをしてでも得しよう、そんな国民ばっかりになったら国が滅びる』と発言したことの真意や謝罪を求めました」(同)
しかし、これにも、《質問というより 批判としか思えない内容》《貴重な予算委員会の時間をどうでもいい昔話に終始しやがって》 など、大量の批判がXにポストされる結果となった。
SNSでの反応が荒れがちな杉尾氏だが、かつて本誌がインタビューで「SNSのネガティブな反応は気になるか?」と質問すると、「(SNSの投稿は)読まない。どうせメチャクチャを書かれているから」と苦笑しながら答えてくれた。
しかし、杉尾氏の元勤務先であるTBSの情報番組スタッフが、オウム真理教に放送前の素材テープを見せたことで、1998年、オウムに批判的だった弁護士が、家族も含めて信者に殺害された事件と関連づけられた投稿には、複雑な思いがあるようだ。杉尾氏は検証番組で進行を担当していた。
「私たちは(局の不祥事を)憤りを持って検証して、その結果を番組にしました。しかし、今でもネットで(私が)『オウム事件の関係者』と書かれています。そう書かれてあっても、そのことについて聞かれたら、私は丁寧に説明するようにしています」
と杉尾氏は話していた。
政治におけるSNSの影響力は、計り知れないほど大きくなりつつあるようだ。
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