
牛田茉友議員(写真・長谷川 新)
「そんなに(多くの)服を持っていませんが、物持ちがいいので15年前の服も引っ張り出して着ています」
11月14日の参院予算委員会で、高市早苗首相がこのような答弁をして、出席議員から苦笑が漏れた。
「答弁のきっかけは、高市首相が議員歳費に上乗せされている政府役職分の受け取りを、当面、見合わせるとしたことにあります。
参政党の安藤裕議員が『これから国民の給与を上げ、経済を活性化させていかないといけないなか、給与を引き下げるのは(国民に)逆のメッセージを出してしまう』と疑問を呈し、『(外交の舞台でも)日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服で、しっかり外交交渉してほしい。安物の服で対応していたら、なめられます』と洋服の購入まで心配したのです。それに対して高市首相の“15年前の服”答弁が飛び出したのです」(政治担当記者)
さらに高市首相は『あ、誕生日とかのプレゼント、よろしくお願い致します』とジョークを飛ばし、委員会室は笑いに包まれた。“ファッション”が話題になるなか、質問する安藤議員の後方で、ひときわ“おしゃれ”な議員を中継のテレビカメラがとらえ、注目を集めている。
「7月の参院選で初当選した、国民民主党の牛田茉友議員です。座席が質問者の左斜め後ろなので、質問者を映すと、必ずカメラのフレームに入ります。
16年間、NHKのアナウンサーをしていましたから、お持ちの洋服はかなりの数になると思います。同じ洋服を着ている姿を見たことがありません。
座っている姿勢も、椅子の背もたれにもたれることもなく、背筋を伸ばしているので美しくみえます。周囲にはダラッと座る男性議員が多いので、さらに牛田議員が目立ってしまうようです」(国民民主党関係者)
高市首相が“15年前の洋服”の答弁をした日も、牛田議員はブルーのタートルネックのニットにベージュのジャケットを合わせた、おしゃれな装いだった。
Xにも
《後ろに映り込む牛田まゆさんがおしゃれだなぁ》
《クールビューティって感じですね》
などのポストが寄せられていた。
さしずめ、永田町の“おしゃれ番長”だが、そんな牛田議員は日常に使用する文具も「おしゃれ」。当選直後、本誌が議員会館で取材したときは、書類をまとめるために使用するクリップも「スマイル顔」の抜きがあるかわいらしいものだった。
今後は、ファッションだけでなく政策立案でも、目立つような活躍を期待したい。
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