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足立区11人死傷ひき逃げ事件、目撃者が明かした「凄惨な現場」…歩道の樹木には、なぎ倒されたような痕跡も

社会・政治 記事投稿日:2025.11.29 14:14 最終更新日:2025.11.29 14:14

足立区11人死傷ひき逃げ事件、目撃者が明かした「凄惨な現場」…歩道の樹木には、なぎ倒されたような痕跡も

事件現場となった歩道には何カ所にも花束が置かれていた(写真・梅基展央)

 

 11月24日、東京都足立区の国道4号で、盗難車が暴走して2人が死亡、9人が負傷した事故が発生した。現場となった付近の歩道では、亡くなった被害者をしのんで、花束や缶ジュースなどが数カ所にわたって置かれている。歩道に植えられた樹木には、ところどころなぎ倒されたような跡も残り、男性が亡くなった現場には、チョークの跡とともに血痕が生々しく残っていた。

 

 事件は、自動車販売店に訪れた男が、展示されていた車に乗り込んで逃走したことから始まった。車は展示用だったため、ナンバープレートは外され、代わりに「認定中古車」と書かれたプレートがついていた。公道を走ることを前提にしていない車だったのだ。本誌記者が盗難の理由を聞くと、「通常、展示車に試乗する際は免許の確認をします。それ以外のことについては、現在捜査中のためお答えできません」とのことだった。

 

「男が逃走後、販売店はすぐに『車が盗まれた』と警察に連絡しました。男は過去に何度も販売店に来店しており、個人情報を控えていたため、警察はすぐに男の自宅付近で車を見つけました。そのまま、パトカーで400mにわたり追跡したところ、車が暴走したのです」(捜査関係者)

 

 その車は、横断歩道を渡っていたフィリピン国籍の女性をはねて死亡させ、さらに歩道に乗り上げて次々と通行人をはね、そのうちの1人の80代男性を死亡させた。そして、車道に戻るとトラックに追突し、ガードレールに衝突して停まった。この追突事故では、トラックの運転手を含む6人が軽傷を負った。その後、男は車を乗り捨てて逃走、途中で車のキーを投げ捨てたとみられている。

 

 事故現場付近の飲食店で働く従業員は、事故の凄惨さをこう語った。

 

「ちょうどお昼の忙しい時間帯でした。店の前の歩道を車が走ったのが店内から見えました。すぐにわーっと人だかりができたので、急いで店外に出ると、何人も歩道で倒れていました。これは大変なことになったと思って、従業員で救助にあたりました。食事を提供している場合ではなかったです。

 

 車はすぐ近くのガードレールに衝突していました。目の前の事故で、1人お亡くなりになられたと聞きました。本当に恐ろしい状況でした」

 

 警視庁は、現在、ひき逃げや危険運転致死傷の疑いでも調べを進めており、刑事責任能力の有無を確認しているという。

 

 本誌記者は、男の母親に話を聞くと、憔悴した様子で「みなさんには本当に申し訳なく思っております。いまは何も申し上げられません」と答えた。

 

 車はなぜ暴走したのか。捜査の進展が待たれる。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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