高市内閣で防衛大臣に就任した小泉進次郎氏(写真・JMPA)
12月7日深夜2時、小泉進次郎防衛相が防衛省内で記者会見をおこない、12月6日に中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ-15戦闘機が、航空自衛隊のF-15戦闘機に対して、レーダー照射を断続的におこなう事案が発生したことを明らかにした。
「異例の深夜の会見で、中国側からレーダー照射を受けたことを発表するのも初めてのことです。
今回の事案は、F-15がレーダー照射を受けたことをセンサー感知したそうです。ほとんどの戦闘機は機首にレーダーを備え、周囲の捜索や、ミサイルなどの発射に際して火器管制の目的で使用します。
今回、中国の戦闘機がなぜレーダーを照射したのか明らかになっていませんが、政府内では偶発的な事態が起きかねない、重大な事案ととらえています」(政治担当記者)
小泉防衛相は会見から数時間後、来日中のオーストラリアのマールズ副首相兼国防相と会談し、この事案についても議案にあがったというが、驚いたのは、その後に2人そろって、防衛省の敷地内をランニングしたことだ。
「小泉氏はおそらく、仮眠する程度で会談に臨んだと思われます。両大臣の親密さと、若さをアピールする狙いもあったと思いますが、まるで流行語大賞を取った高市早苗首相の『働いて』を実践している、との声も聞かれました」(同前)
このときの写真が小泉氏の公式Instagramに投稿されると
《みんな若々しい》
《サーフィンからのランニング有能すぎる》
など、好意的なリプライが寄せられた。
そして、小泉防衛相とマールズ国防相がおそろいで着ていた「黒色のジャージ」と、それぞれの「ランニングシューズ」のブランドやメーカーにも注目が集まっている。
SNSでは、《胸のエンブレムに防衛省のマークが入っている》という書き込みもあり、ジャージは自衛隊のものではないかと言われている。防衛省の広報に話を聞くと、
「ジャージは陸上自衛隊の幹部候補生の学校など、教育機関において使用しているものです」
と説明があった。
小泉防衛相が履いていたシューズは、米国のブランド「Allbirds(オールバーズ)」の「Tree Flyer」シリーズ。色はナチュラルブラックで、公式オンラインインショップでは税込24,200円となっている。
メーカーのホームページには《まるで雲の上を歩いているような快適さ。軽く、柔らかい、夢のような履き心地》とある。メーカー直販店によると「店頭販売では売り切れております。オンラインショップでは、サイズが限られますが入手できるかと思います」というほどの人気シューズだ。
一方で、マールズ国防相のシューズには、日本のスポーツメーカー・ミズノのマークがついている。メーカーに問い合わせると「今年(2025年)の秋冬モデルの『ミズノ ネオ ビスタ2』です。マールズ氏に提供したかはわかりませんが、同商品は海外でも販売しております」との回答だった。
同シリーズのフラッグシップモデルで、価格は税込22000円。ホームページによると《弾むような走行感を好むランナーにおすすめ》だという。
レーダー問題に続いて、青森県で震度6強を観測する地震が発生した。小泉防衛相には、ファッションとともに、さらなる有事への“即応”も求められることになったようだ。
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