
2025年12月19日、後援会事務所にあらわれた前橋市の小川晶前市長(写真・梅基展央)
「厳しい声があったものの道半ばだったことから、あらためて出馬するに至った」
12月17日、群馬県前橋市の前市長である小川晶氏は、2026年1月の出直し市長選に無所属で立候補すると表明した。
「9月に『NEWSポストセブン』が報じた記事によると、2025年7月から小川氏が、既婚者で部下の男性職員とラブホテルを複数回、利用したとのことです。市長は取材に対して『男女の関係はいっさいない』と否定しています。しかし批判は収まらず、辞表を提出する運びとなりました。密会していた男性職員は停職6カ月の懲戒処分を受け、年内で依願退職を申し出たと報じられました」(スポーツ紙記者)
出馬を表明後、すでに選挙戦に向けて準備を進める小川氏。彼女の後援会事務所には“異変”が見られるという。
「もちろん、男性が出入りすることはありますが、事務所スタッフのほとんどが女性なんです」(市政関係者)
実際、本誌記者が19日に事務所を訪れると、朝から女性スタッフが忙しそうに出入りする姿が確認できた。事務所から出てきた小川氏へ、出直し市長選について尋ねると、一瞬、笑顔でこちらを見つめるも「お話しすることは何もありません」と回答。その後、女性スタッフが運転する車に乗り込み、走り去った。
冒頭の記者会見では、元部下の職員に対して「直接、私から連絡を取るということはしておりません」と語った小川氏。小川氏の出馬について、本誌は元部下の職員に話を聞こうとしたが、自宅には不在だった。
ある前橋市議は、2026年の市長選についてこう推測する。
「小川氏陣営は、前回の市長選に比べて盛り上がっていないですよ。対する自民党系の会派は、新人で弁護士の丸山彬(あきら)氏で一本化したようです。前回は“身内”で票の食い合いが起きてしまい、その結果、小川氏が当選しました。今回は同じ轍を踏まない、ということでしょうね」
はたして、前橋市民はどういう判断を下すのか。
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