
トランプ米大統領と満面の笑みで友好アピールをした高市早苗首相(写真・JMPA)
高市早苗首相の愛用品やファッションを真似する“サナ活”。これに関し、高市首相の地元、先の総裁選で高市支持を求めて全国を回ったキャラバンカー「Veanas号」の公式グッズストアがSNSで話題を集めているという。大手紙の政治部記者の解説。
「“サナ活”はいうまでもなく、高市首相の名前が由来となった推し活の名前。実際、高市首相が使うカバンやボールペンの製造元には、どこに行けば購入できるのかといった問い合わせが消費者から殺到しているようですよ」
ただ今回、話題を集めた理由はその価格帯。サイトには高市首相の写真から起こしたスマホスタンド(1650円)やアクリルスタンド(1100円)といった、比較的、手ごろな価格の商品もある。だが、「JAPAN IS BACK」とプリントされたキャップやハットは1万3200円や1万4300円といった値が付けられており、さらに、高市首相が愛用しているという歯ブラシセットに至っては6600円という攻めた価格設定だ。
歯ブラシは高市首相が日常的に使っているという商品。また、キャップやハットは、米トランプ大統領との日米首脳会談で高市首相が送った「JAPAN IS BACK」と刺繍されたキャップを再現したという。しかし、応援グッズにしてもさすがに高額が過ぎるのでは、という指摘も見られる。
「200本も発注したんです。ところが今、2本しか売れていなくて大赤字ですわ。歯ブラシ自体は700円ですけど、歯ブラシ台や化粧箱とか特注したら原価がかかってしまって。もう、あたまを抱えています」
こう実情を明かすのは、この通販サイトを運営する、自民党奈良2区青年局長の亀岡宏和氏だ。
「売り上げは『Veanas』号の運営費用に充てる予定です。来年4月からは北海道を皮切りに、全国キャラバンもすることが決まっています。交通費などの経費を青年局で負担するにも限界があるんです。それもあって、幅広く活動のご支援をしていただけるのならと、応援グッズの通販を始めました。
歯ブラシは奈良県の生産者さんの商品で完全国内生産品です。高市さんが拘って、この歯ブラシを使っているのは地元では知られているんですよ」
この通販サイトでは、通販とは別に高市事務所公認証シールの発行も行っている。シールを張った商品は高市事務所の公認商品になるということだが、これについて亀岡氏はこう答えた。
「歯ブラシもそうですが、高市さんは日常でご自身が使われるものについて、材料も含めた完全国内品にこだわりがあるんです。公認証シールも同じで、高市さんの国内生産へのこだわりを全国に広げるために、国内生産の商品に限定して発行します。1枚当たり100円をバックしていたくことになりますが、これも活動資金に充てます。
発行の際には、申請者様との面談や生産工程の説明などもしっかり受けて確認などもします。もっともまだ2社ほどしか、申し込みを頂けていないので、これは逆に頑張らないといけないと考えているくらいです」
高市首相の国産へのこだわりが、この応援グッズで伝わるといいのだが……。
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