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小池都知事の“ゴミ有料化”構想に著名人が続々反発「生活者として賛成できない」清掃芸人も私見

社会・政治 記事投稿日:2025.12.29 19:53 最終更新日:2025.12.29 19:54

小池都知事の“ゴミ有料化”構想に著名人が続々反発「生活者として賛成できない」清掃芸人も私見

プロジェクションマッピングを引き合いに、ゴミ有料化を批判したひろゆき

 

 12月27日、小池百合子東京都知事がFNNプライムオンラインの単独インタビューに応じ、東京23区の「家庭ゴミ有料化」の構想を明らかにしたことに、SNS上や、著名人からも反発の声があがっている。

 

「小池都知事は、インタビューの中で、人口が減るとゴミも減るという説はむしろ逆で、一人世帯が増えると、ゴミの量は増えると言われていると主張。『そういったことを逆算もしまして、いかにして排出ゴミの排出を抑制していくか、そのうちの一つが有料化ということもあるかと思います』と構想の意図を説明しました。さらに、家庭ゴミ有料化を先行実施している多摩地域でゴミの排出量が減少したことを踏まえ、23区での実施を視野に区民に対して行動変容を促していきたいと語りました」(社会部記者)

 

 小池氏の「家庭ゴミ有料化」構想に対して、漫画家の倉田真由美氏は、27日、Xを更新。小池氏の記事を貼り付け、《都税の使い道として、ごみ収集は優先事項の一つで良い。プロジェクションマッピングや生理痛体験などより、ごみ無料の方がどれだけありがたいか。有料になったとて、ごみは出るわけで、その出し方に新たな問題が生じる可能性もある。》として、《絶対にやめて欲しい》と反対意見を表明。

 

 また、実業家のひろゆきもXで小池氏の記事を引用しつつ、《都民の税金でお台場の噴水に26億円、プロジェクションマッピングに16億円を使ったので、ごみ収集は有料になります》と投稿。臨海副都心のお台場で工事が進む世界最大級の噴水『ODAIBAファウンテン』(仮称)や、都庁のプロジェクションマッピングなど、以前から「無駄遣い」との批判が多い都政の事業に絡めて痛烈に皮肉った。

 

 X上での反応を見てみると、一部で《指定ごみ袋代の中に料金入ってるだろ。と思って調べたら東京は家庭ごみを無料で捨てられるんだビックリ。有料化当然だよな。》といった声もある。しかし、《有料にする前に税の使い方見直せよ》《焼却のために都税を支払ってる》など、反対意見が多数を占めているのが現状だ。

 

 2012年からゴミ収集会社の収集作業員として働いている、お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一も、28日にXを更新。この件に言及した。

 

「滝沢さんは、《ごみ清掃員としては、ごみ袋有料化は賛成だが、物価高、相次ぐ増税の中、有料化は生活者として賛成できない。どこに税金使っているんだよという皆さんの怒りは同感です。》と切り出すと、《ごみを減らすことと無駄な税金を使うな、は構造上別なので、問題解決の遠回りになると思います。別々に考えることが大事で、生活者のための政治かどうか普段から見張ることが大事だと思います》と投稿しました」(同)

 

 構想の表明直後から大ブーイングを浴びている小池都知事。果たして実行に移せるのだろうかーー。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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