
2025年、総理就任後の高市早苗首相は口角が上がった自然な笑顔に(写真・長谷川 新)
永田町に解散風が吹きはじめた1月12日、これまで解散について言及していない高市早苗首相の動向が報じられた。
政治担当記者が言う。
「共同通信が12日夕方、高市首相が、衆院選の候補者擁立作業を急ぐよう一部の自民党幹部に指示したことがわかったなどと報じました。翌日13日には高市首相が23日召集予定の通常国会冒頭で衆院を解散する意向を固め、自民党幹部に伝えたと共同通信が報道してます。
当初は13日に地元の奈良県で解散表明するのではとの憶測も流れていましたが、今週は13日からは韓国の李在明大統領との会談などがあり、またイタリアのメローニ首相が15日から17日の間に来日するという外交ウィークになっています。解散表明をするなら、その後ということなのでしょう」
そうしたなか、12日に永田町に出所不明のメモが出回った。本誌にもある自民党関係者からメモが回ってきたのだが、そこには解散総選挙での獲得議席予想とみられる数字が書かれていた。
メモには「自民党調査」とタイトルが打たれ、「時期、真偽、出所不明」との注釈とともに、次のように記されていた。
自民199→260
維新34→38
国民27→35
参政3→17
立憲148→70
公明24→18
れいわ9→7
共産8→5
日本保守党3→5
おそらく予想議席数と思われる。前出の政治担当記者が言う。
「1月解散をにらみ、2025年12月に自民党が情勢調査を実施しているという話は出ていましたが、具体的な数字は表には出ていませんでした。この数字が自民党調査の本物なのかどうかは確認できませんが、自民党が単独で衆院議席の過半数(定数465のため過半数は233)を大幅に上回る61議席増、立憲民主党が半数以上の78議席を失うという予測は衝撃的です。この数字を見たら、自民党はすぐにでも選挙をやりたくなるでしょうね」
11日に報じられたJNNの最新世論調査をはじめ、各種報道機関の世論調査では高市内閣の支持率は現在も70%を超えており、いま選挙を行えば高市首相の高支持率を背景に自民党が議席を伸ばすとの見方が強い。
自民党関係者はこう言う。
「260という数字は、現実的には盛り過ぎのような気もします。首都圏の東京を含む都市部では、選挙区で苦戦するという情報もありますから。ただ、党内では最低でも単独過半数の233議席は獲れるだろうという見立てがもっぱらです。
高市さんがこのメモの数字を見て解散に向けて舵を切ったかどうかは確認できませんが、公明党と連立を解消したことがむしろ功を奏したという見方は党内でも強まっています。これまで選挙協力をしてもらっていた公明票がなくても戦えると判断したのでしょうね。
立憲が半数以上議席を失うかどうかも不明ですが、自民党が大幅に議席を伸ばし、立憲が大きく議席を失うという予測は、傾向としては正しいと思います。高市さん本人は解散にかなり前向きな姿勢と聞いています。解散総選挙で党を大勝させ、みずからの存在感を再び内外にアピールする絶好の機会になると考えているのかもしれません」
仮に2月に衆院選が実施され、自民党が単独過半数の議席を獲得したとしても、参議院では自民党100議席と連立を組む日本維新の会19議席を足しても過半数の125議席には届いておらず、少数与党のままだ。
「高市首相は、参院で25議席を持つ国民民主党の玉木雄一郎代表にも予算案や税制改正などの法案成立に向け、協力を呼びかけています。玉木氏は昨年12月の時点では、2026年度政府予算案の早期成立への協力を約束していましたが、ここにきて政府への協力方針を再考する考えを示し、衆院解散に突き進みそうな高市首相を牽制しています。今後は、高市首相と玉木代表との駆け引きにも注目が集まりそうです」(前出の政治担当記者)
首相の心中やいかに?
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