社会・政治
辞任した新潟県知事の母が嘆く「勉強は万能だったかもしれないけど…」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.04.23 16:00 最終更新日:2018.04.23 16:00
「祖父におんぶされながら、消雪パイプを見たという。パイプを広めたのが田中角栄元首相と知って、米山さんは『角栄さんのような政治家になりたい』と夢見るようになったそうだ」(地元住民)
4月18日、出会い系サイトで出会った女子大生に金銭を渡して交際していた事実を認め、米山隆一新潟県知事(50)は辞意を表明した。日本最難関の灘高校から東大医学部に進み、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院で研究員を務めた。
医師免許と弁護士資格を持つ日本一の超エリート知事は、なぜ夢見た職をたった1年半で手放すことになったのかーー。
「満点が取れないと、悔し泣きするヤツ。小5で児童会の副会長選挙に落選したが、小6の会長選でリベンジを果たしていた」(小学校の同級生)
2005年から4回連続、国政選挙に敗北し、5度めの選挙で県知事の座を摑んだ米山氏。負けず嫌いで努力家の一面は少年時代から変わっていない。
真面目で理屈っぽい子だったと母は語る。
「おもしろそうな本を置いておくと、自然に読むようになりました。最初は『天狗の隠れ蓑』。医師と弁護士は、政治家になるため、落選してもいいようにと取得していたんです。
彼女を家に連れてきたことなんて一度もありません。
今回、隆一から報告を受けてショックでした。勉強では万能だったのかもしれませんが……。残念ながら万能でない部分があったということです」
万能感を味わうため頼ったのが、出会い系サイト「ハッピーメール」だ。
米山氏は、サイトでの交際は「恋愛だった」と弁明したが、報じた「週刊文春」によれば、相手女性に会うたび3万円または4万円を渡して性行為をしていたという。金銭の授受があれば、米山氏の行為が「買春」といわれても仕方がないだろう。
稀代のエリートは、思わぬところで足をすくわれてしまった。
(週刊FLASH 2018年5月8・15日合併号)