15年めを迎えた東日本大震災。今も大きな傷が残っている(写真・共同通信)
3月11日、東日本大震災から15年目を迎え、列島は鎮魂の空気に包まれた。被災地ではインフラなどのハード面こそ大部分が復興した半面、人口減少やコミュニティの希薄化といったソフト面、そして福島第一原発の廃炉や周辺地域の空洞化という問題は、今なお解決の糸口が見えない。そうした現実を多くの日本人が改めて認識する日となったが、今、この歴史的災害にまつわる“作品”がSNSで猛烈な批判を浴びている。
「震災の避難所をテーマにしたAV作品が存在するというのです。避難所は被災者にとってつらい現実と向き合う場所であると同時に、生活をつなぐための大切な場所でもある。そこを舞台にしたことは、さすがに冒涜ではないかという声が出ているのです」(芸能記者)
この作品を知ったXユーザーからは
《醜悪の一言》
《さすがに一線を越えている》
《不謹慎すぎて言葉も出ません》
など不快感を示す声が相次いでいる。
「ユーザーが問題視しているのは、大手アダルトビデオメーカー『SODクリエイト』がリリースしている作品。同社はソフト・オン・デマンド(SOD)グループの企画・制作を担う会社です。
タイトルは『【性処理救助】避難生活で正義感あふれる災害レスキュー隊員が救助の一環として、集団中出しを受け入れるまでの1か月』というものです」(同前)
創業以来、SODは独自の工夫を凝らした“企画もの”を多数リリースしてきた。本作は昨年12月から配信が始まり、今年1月にパッケージ商品が発売されたという。
「もちろんセクシー女優が演じるフィクション作品ですが、避難所を思わせる空間や、ダンボールの仕切りのような演出が登場するなど、災害時の避難生活を連想させる設定になっていると指摘されています」(同前)
実際、過去の災害時にも避難所での性加害やセクハラが問題となってきた。そうした記憶を想起させかねない内容だけに、SNSでは「トラウマを刺激するのではないか」といった懸念の声が聞かれる。
本誌はSOD側に対し、災害や避難生活という設定を採用した経緯について問い合わせたが、期日までに回答は得られなかった。
あるメディア関係者はこう語る。
「アダルトビデオの世界には、さまざまなシチュエーションを設定して欲望をかき立てる作品が存在します。ただ、プライバシーが制約され、人々が多大な不便を強いられる避難所を舞台にしたことに違和感を覚える人がいるのも無理はないでしょう」
表現の自由があるとはいえ、なんでも許されるわけではない。多くの人が現実の出来事と重ねてしまうテーマを扱う以上、批判の声があがるのは当然だろう。
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